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工学部広報室では、11月の22日~24日の三日間にかけて開催された第75回駒場祭に出展しました。工学部広報室の学生アシスタントTtime!のメンバーが主体となり、「もっと知りたい、工学部の世界」と題して、工学の魅力や工学部の学生生活を伝えることを目的に、工学部の全16学科のポスター紹介や、来場者の質問相談回答などを行いました。
全16学科のポスター展示
現役学生と相談する様子
三日間とも気持ちの良い秋晴れで、合計1,000人以上とたくさんの方に足を運んでいただけました。部屋の入口で来場者の方々に、どちらからいらしたかシールで貼って回答していただいたところ、もちろん東京周辺は多かったですが、北海道から九州、そして海外にいたるまで実にいろいろな箇所からお越しになったようでした。
層としては、3割程度が中高生で、大学受験に向けた情報収集にいらしていた他、在学生のご家族や往年の卒業生の方も多くいらっしゃったのが印象的です。懐かしむ声や同じ大学の別の学部・学科について知るのが面白い、という声も聞かれました。
企画の主要な展示物であるポスターは、各々の学科の学生が制作したもので、時間割や主な進学・就職先といった基本的な情報の他、名物の授業やアピールポイントなどをふんだんな写真と共に学生の目線で学科の特色を記しており、内部の学生からしても大変読み応えがあるものとなっていました。来場者アンケートでは、「工学部の幅広さを知ることができた」「興味のある学科について詳しく理解できた」「進路の参考になった」「各学科の雰囲気が非常によく伝わった」など、多くの好意的な意見が寄せられました。学科の紹介ポスターを読んでキーワードを探すクロスワードのアクティビティを用意していたのですが、クロスワードの用紙を片手に真剣にポスターを読んでくださる参加者の方が多く、うれしく思いました。クロスワードの景品の工学部特製クリアファイルも喜んでいらっしゃる様子でした。
展示の傍らでは、現役の工学部および大学院の学生との相談コーナーを設けており、進路や大学受験についての質問対応などを行いました。相談コーナー以外でも、ポスター展示の傍らで学生生活や研究内容などを問われることが多く関心の高さを感じました。進学振り分け前の学生も進学後の学生生活の様子や就職などの相談にいらっしゃり、有意義な選択の一助となれていたら幸いです。中には来場者の方から東京大学工学部の戦前戦後の歩みに関する話をしていただくこともあり、一緒にパンフレットの工学部の歴史を見て、私たちにとっても工学部についてより多くのことを知る機会となりました。アンケートでは、「学生がとても丁寧に質問に答えてくれた」といった声も多く、直接交流できる機会が好評だったようです。
パンフレットの紹介コーナー
他にもインタラクティブに参加できる形式のアンケートコーナーがありました。
「東大工学部のイメージは?」
「あったらいいなと思う発明品は?」
というお題で付箋に回答を書いて貼っていただきました。前者には「頭がいい」「お金持ち」といった回答から「眼鏡」「男」という回答まであり、工学部生としては非常に興味深いものでした。後者の方では、「どこでもドア」「立位に近い姿勢の車いす」「充電しなくていいスマホ」など、ワクワクするアイデアがたくさんありました。工学部では無線給電についての研究を行っている研究室もあり、「充電しなくていいスマホ」は形態を変えて近い将来に実現するかもしれません。
学生アシスタントとして、駒場祭に出展するのは初めての試みでしたが、想像以上に多くの方にご来場いただくことができ、大変好評をいただきました。この経験を活かし、今後もオープンキャンパスや学園祭などを通じて、工学部での学生生活や工学の魅力をより多くの方に感じていただけるような企画を展開していきたいと思います。
来場者の皆様ありがとうございました!そして、工学部広報室の職員さん、Ttime!学生スタッフのみなさんお疲れさまでした!!
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