概要

研究科長・工学部長

研究科長・工学部長より、工学を志す皆さんへ向けたメッセージをご紹介します。

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“工学は未来を拓く”
加藤 泰浩

東京大学大学院工学系研究科長・工学部長

工学部・工学系研究科について知る

工学部は学部教育を担当する教育組織です。工学部には現在16の学科があります。

大学院工学系研究科は教職員の所属する組織であるとともに大学院教育(修士課程、博士課程)を担当する組織でもあります。
現在、18の専攻と附属施設、それから事務部で構成されています。

科学技術は、私たちの社会を形作る基盤であり、その進化によって人類は地球規模の変化を容易に起こす力を手にしました。情報通信の発達により、世界はより小さく感じられる一方、エネルギー大量消費社会の到来や気候変動などの深刻な課題も引き起こされています。科学技術の発展が生活を豊かにするだけでなく、政治的・経済的な影響を及ぼす多面性を持つことが明らかになった今、その賢い利用と社会との調和が求められています。

工学部・工学系研究科では、科学技術を社会の中で活かすための教育と研究に注力しています。基礎的な研究から新たな工学の地平を切り開く挑戦まで、多彩な分野での取り組みを進めています。また、環境問題やエネルギー問題といった地球規模の課題に取り組む国際共同研究やシンポジウムを通じ、技術がもたらす社会的影響を評価し、未来を見据えた解決策を提案しています。

私たちは、科学技術の多面性を理解し、それが社会全体にもたらす価値を探求する中で、幅広い視野と国際感覚を持つ高度な人材を育成します。そして、すべての人々がより実り多く、生きがいのある営みを実現できるよう、工学の力で貢献し続けます。