工学部退職教授懇談会が開催されました

2024/10/25

 

20241017日、工学部2号館展示室にて、退職教授懇談会が開催されました。現役教員39名、退職教授33名が出席しました。この懇談会は、工学部に貢献された退職教授の方々と現役教員が交流する場として企画され、幅広い世代のつながりを深める貴重な機会となりました。

 

司会は建築学科の山田 哲教授が務め、会は和やかな雰囲気の中、始まりました。まず、航空宇宙工学科の土屋 武司教授から開会の辞が述べられ、退職された先輩教員の経験から学び、未来に向けた使命感を再確認できることへの期待が語られました。

 

山田 哲 建築学科長

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土屋 武司 航空宇宙工学科長

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続いて、工学系研究科長・工学部長である加藤 泰浩教授から挨拶がありました。加藤研究科長は、コロナ禍を乗り越えた今、再び対面で集まれることを喜び、これまでの経験や展望を共有できる場の重要性を述べられました。

工学系研究科の活動に関する現状報告の中では、特に社会連携講座が拡充され、現在71講座が設置されていることや、エンダウメントプロジェクトによる研究組織の恒久設置が成功していることが紹介されました。

また、博士課程学生への経済支援、若手研究者や女性研究者の支援にも言及があり、特にダイバーシティの推進については、休養室や育児支援室を含めて女性にとって過ごしやすい環境整備が進んでいることが紹介されました。

さらに、地方中高生への理工系教育普及の取り組みとして、研究科長自らが日本全国の学校に赴き、今年度だけで15,000人の中高生に対して直接話す機会を設け、興味を持ってもらう活動を行っていることが報告されました。

 

加藤 泰浩 工学系研究科長・工学部長

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乾杯の音頭は、都市工学科の渡邉 定夫名誉教授が取られ、歓談の時間が設けられました。

出席者たちは、お互いの近況を語り合いながら、和やかな時間を共有しました。懇談会を通じて、退職教員の方々の貴重な経験談や現在も続けている活動について多くの刺激を受けたとの声が聞かれました。

 

渡邉 定夫 名誉教授

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懇談会の様子

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最後に、土屋教授が閉会の辞を述べ、先輩教員の思い入れや、貴重な経験を共有いただけたことに感謝を示し、来年の懇談会でも再会できることを楽しみにしていると結びました。参加者一同、工学部の歴史と未来をつなぐこの懇談会が、今後も続くことを願い、温かな雰囲気の中で会を終えました。

 

(報告:電子情報工学科教授 川原 圭博)