プレスリリース

東京大学とAGC、社会連携講座「RNA創薬基盤研究講座」を開設 ―革新的なRNA解析手法の創出と創薬への応用を目指す―

 

東京大学大学院工学系研究科(研究科長:加藤泰浩)とAGC株式会社(社長:平井良典、以下AGC)は、東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻に、社会連携講座「RNA創薬基盤研究講座」(講座担当:鈴木勉 教授(特任教授・兼務))を6月1日に開設し、共同研究を本格的に開始しました。

 

東京大学とAGCは、様々な分野における個別共同研究に加え、組織連携による社会連携講座など、多岐に渡り協創を行っています。

                              

今回開設する社会連携講座は、東京大学大学院工学系研究科が保有するRNA生化学および核酸化学における最先端の学術的知見と、AGCがバイオ医薬品CDMO事業において培ってきた、製造プロセス開発の知見を融合することにより、RNA創薬研究領域の開拓を目指し、以下のテーマに取り組みます。

① 脂質ナノ粒子内におけるRNAの高次構造の解析系の構築
② 細胞内におけるRNAの構造解析手法の構築、およびそれを用いたRNAライフサイクルの解明
③ 高次構造をもとにしたRNA創薬への試みと、高品質RNA医薬品の提供に向けた取り組み

 

今後、東京大学大学院工学系研究科とAGCは両者の知見の融合により、革新的なRNA解析手法の創出と創薬への応用を目指し、世界の人々の安心・安全で快適・健康な暮らしに貢献していきます。

 

<ご参考>

社会連携講座の概要

講座名称:   RNA創薬基盤研究講座

設置部署:   東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻(本郷キャンパス)

設置期間:   202461日~2027531

研究目的:   東京大学大学院工学系研究科における核酸化学とAGCにおけるバイオ医薬品製造プロセスに関する知見を融合することにより革新的な新規RNA解析手法を創出し、創薬へ応用することを目的とする

共同企業:   AGC

担当教員:   特任教授  鈴木 勉

        特任助教  石黒 健介

共同研究員:AGC 技術本部先端基盤研究所 田辺 佳奈 (代表)

 

これまでの東京大学とAGCの組織連携取り組み概要

東京大学大学院工学系研究科とAGCは、これまで、ガラス分野やフッ素化学・有機化学分野で社会連携講座を開設し、様々な分野で長期的テーマの共同研究を進めてまいりました。ガラス分野では、2010年に建築用素材の可能性を追求するための寄付講座を、2015年にガラス加工を中心とした先端技術を創出するための社会連携講座を開設しました。またフッ素化学分野では、2017年にフッ素化学・有機化学・生命科学の各分野を超えた新領域開拓のための社会連携講座を開設しました。

2019年には、東京大学の研究成果展開とAGCの新規事業創出を目的として、東京大学国際オープンイノベーション機構を活用した共同研究を開始し、共同研究スペースの設置やAGCからの共同研究員の派遣などを実施し、組織対組織の連携を深めています。

 

 

 

プレスリリース本文:PDFファイル