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システム創成学専攻 四ツ島 樹さん (M2 受賞当時) が 日本物流学会物流研究奨励賞を受賞されました

 

2023年3月1日、システム創成学専攻 四ツ島 樹さん (M2 受賞当時) が 日本物流学会物流研究奨励賞を受賞されました。

 

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日本物流学会物流研究奨励賞

日本物流学会正会員が3名以上所属する教育機関・研究機関等に在籍する学生・若手研究者のうち、特に顕著な成果を収めた優秀な物流研究者に対して与えられます。

 

受賞された研究・活動について

「サプライチェーンネットワークの頑健性とその構造的特徴」
概要:本研究は、グローバル企業間取引データ用いて時系列サプライチェーンネットワーク(SCN)を構築し、SCNの頑健性と構造的特徴を明らかにし、種々のリスクイベントに対するネットワークの頑健性や機能低下の様相を特定したものである。またサプライチェーンの機能維持力を高める条件を発見し、企業群がリスク対応として取るべき戦略の立案に貢献した。リスクイベントの一つとして米中貿易摩擦を取り上げ、米中間の半導体の取引が全て途絶したケースを分析した。また、時系列サプライチェーンネットワークの作成方法としてネットワーク重複率の新たな指標を提案した。

 

今後の抱負・感想
本賞の受賞にあたり、川崎先生はじめ、サポートいただいた方々に深く感謝いたします。修士課程での2年間の研究活動とその成果を評価していただき、このような栄誉ある賞をいただけたことを大変誇りに思います。川崎研究室では、普段の研究活動をはじめ、輪読やゼミ、ジャーナルへの論文投稿や国際学会での発表、さらに他大学との共同ゼミなど、多様かつユニークな、充実した経験をさせていただきました。今後は大学から離れますが、研究で得た経験を活かし、社会に貢献していけるよう邁進して参ります。