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原子力国際専攻 石 琪さん(D3)が化学工学会第88年会 最優秀学生賞を受賞されました

 

2023年3月16日、原子力国際専攻 酒井研究室 石 琪さん(D3)が「化学工学会第88年会」において最優秀学生賞を受賞されました。 

 

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最優秀学生賞
化学工学会第88年会において、特に優れたポスター発表に対して贈られる賞です。

 

受賞された研究・活動について
「CFD-DEM simulations on effect of airflow on powder mixing in an industrial container blender」
講演概要:

粉末製品の製造において、コンテナブレンダーを使用して粉末を混合することが広く行われています。このプロセスでは、ブレンダー内部の気流が微粒子の混合に大きな影響を与える可能性があります。本研究では、陰解法による柔軟なオイラー・ラグランジュ法(FELMI)を用いて、混合パターン、混合効率、粒子-流体間相互作用力などについて考察し、微粒子混合に対する気流の影響を詳細に検討しました。その結果、気流がコンテナブレンダー内の微粒子の混合効率を改善することが初めて明らかになりました。これは、ブレンダーの回転に伴って循環するガス流が、微粒子に大きな流体抗力を与え、急速な運動を誘発することに起因します。これらの知見は、産業における混合プロセスの最適化の有望な道筋を提供する可能性があります。
 
今後の抱負・感想
このような賞を受賞できたことを大変光栄に思います。研究期間中、私を助け、貴重なコメントをくれた研究室のすべてのメンバー、特に指導教官の酒井 幹夫 教授、Guangtao Duan 博士、Shuo Li 博士、Rui Li 氏に心から感謝の意を表します。今後、もっと実際の産業の条件を取り入れて、研究を展開していこうと思います。