開催趣旨/概要:
近年、ドローンと呼ばれる小型無人機は空中や水上、水中などさまざまな領域で活用されるようになり、映像業界をはじめ多岐に渡る分野で爆発的に普及してきた。その背景にはモーターといった部品の生産コストの劇的な低減や、無線通信、センシングといった工学技術の飛躍的向上がある。一方で、稼働時間や安全性問題といった課題も浮き彫りになっている。本コロキウムでは、ドローン技術を専門とする著名な方々より、ハードウェア作りや自律制御、センシングといった工学的観点から最先端の空中や水中ドローンの技術を概説しつつ、国内および海外における各分野での利活用の事例と課題についてご講演いただく。以上を通して、ドローン技術によって引き起こされる産業の変革とその未来像について議論したい。
日程: 2024年11月26日(火) 14:30-17:30 (Zoom ウェビナーを⽤いたハイブリッド開催)
内容:
- 14:30-14:35 開会挨拶 加藤 泰浩(大学院工学系研究科長・工学部長)
- 14:35-15:05 「ドローンの国内外制度の動向と自動化自律化への取り組み」
鈴木 真二 (東京大学未来ビジョン研究センター特任教授 / 福島ロボットテストフィールド 所長)
- 15:05-15:35 「知能ロボティクスからみる空中ドローンの新たな可能性」
趙 漠居 (⼈⼯物⼯学研究センター 実践知能部⾨ 講師)
- 15:35-15:50 休憩
- 15:50-16:20 「海中ロボット(ROV・AUV)の研究開発動向」
巻 俊宏 (東京大学 生産技術研究所 准教授)
- 16:20-16:50 「水空合体ドローンによる新たなアプローチ(仮)」
足立 崇 (KDDI株式会社 事業創造本部 LX基盤推進部 /KDDIスマートドローン株式会社
プラットフォーム事業部)
- 16:50-17:20 総合討論
モデレータ: 淺間 一 (東京カレッジ 特任教授)
- 17:20-17:30 閉会挨拶 高橋 浩之(人工物工学研究センター長)
- 17:45-19:15 情報交換会(福武ホール 福武ラーニングシアター ホワイエ)、参加費 2,000円(11/8(金)申込〆切)