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若手研究者紹介:白松(磯口)知世 准教授

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知能機械情報学専攻・機械情報工学科(兼担)高橋・白松研究室 白松(磯口)知世 准教授

 

Tomoyo Shiramatsu-portrait

 

【経歴】

2009年3月 東京大学 工学部機械情報工学科 卒業

2011年3月 東京大学 大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻修士課程修了

2014年3月 東京大学 大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻博士課程修了、博士 (情報理工学)

2014年4 - 2016 9月 東京大学 先端科学技術研究センター 特任研究員

2016年10- 20195月 東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教

2019年6- 20203月 東京大学 大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 特任助教

2020年4- 20233月 東京大学 大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 助教

2023年4- 現在 東京大学 大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻・工学部機械情報工学科(兼担)准教授

 

【研究について】

聴覚系を中心に、脳でどのように感覚情報が表現されているかを明らかにしようとしています。特に興味があるのは、音楽に関する聴覚系の情報処理のメカニズムです。我々の脳は、進化の過程で獲得した構造的な特徴に加えて、敏感期 (臨界期) と呼ばれる期間に受けた聴覚入力の情報処理に適した構造を、発達段階で手に入れるといわれています。和音やリズムに対する情報処理のメカニズムのうち、どの程度が先天的で、どの程度が発達段階で獲得されるのかを明らかにすることで、我々の脳がシステムとして持っている特性から、音楽や聴覚情報の特徴を説明したいと考えています。

 

Shiramatsu-research-jp

 

また、集団が同じ音楽を聴いて体の動きを同期させることで、社会性が強固になるとも考えられています。自律神経系に関わる様々な生体情報計測を通して、同期運動が社会性を強化するメカニズムを解明することで、現実世界と遜色のないオンラインコミュニケーション手段を模索できると考えています。

 

【今後の抱負】

聴覚は、日常生活における主要な情報伝達を担うだけでなく、音楽という形で、我々の情動や行動にも大きく影響します。近年の計測技術の発展は、脳からの大規模な活動計測を可能にしました。今後は感覚野にとどまらず、聴覚に由来する情動や自律神経の変化を含めた、脳全体のメカニズムを明らかにすることで、新しい聴覚コンテンツの創出に貢献したいと考えています。

 

【URL】

生命知能システム研究室:http://www.ne.t.u-tokyo.ac.jp/