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李 碩 特任助教が The 4th ICePTi においてベストプレゼンテーション賞を受賞されました

 

2023年8月22日、原子力国際専攻 酒井研究室 李 碩 特任助教が The 4th International Conference and Exhibition on Powder Technology Indonesia においてベストプレゼンテーション賞を受賞されました。

 

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ベストプレゼンテーション賞

The 4th International Conference and Exhibition on Powder Technology Indonesiaにおいて、優れた発表に対して贈られる賞です。

 

受賞された研究・活動について

タイトル:How modal-analysis techniques be applied to industrial granular flow simulations?
講演概要:

固体粒子を含む混相流は広く産業界で存在します。このような混相流の挙動を理解することは、エンジニアや研究者が装置設計や運転条件の最適化を行う際に不可欠です。近年、計算機ハードウェアの進歩により、固体粒子を含む混相流をシミュレートするためのさまざまなモデリング手法が提案されており、その中には二流体モデル(TFM)と数値流体力学(CFD)と離散要素法(DEM)を組み合わせた手法(DEM–CFD)があります。これまでにDEM–CFDシミュレーションのTFMに対する精度の比較が十分になされたことはありません。そこで、本研究では固体粒子を含む混相流の時間・空間の秩序構造を考察するためのモード解析を行いました。計算結果から、DEM–CFDシミュレーションがTFMよりも実現象の再現性が良いことが示されました。さらに、定量的な比較の結果、DEM–CFDは複雑な固気二相流の詳細な秩序構造を再現できることがわかりました。本研究は、固体粒子を含む混相流の特性のさらなる理解のための新しい知見を提供します。

 

今後の抱負・感想

私は、酒井教授をはじめとする酒井研究室のすべてのメンバーに感謝申し上げます。