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ベトナムとの共同開発衛星マイクロドラゴン(MicroDragon)の打ち上げ・電波受信に成功:航空宇宙工学専攻 中須賀 真一教授 

 

ベトナム宇宙機関の若手を日本に招いて共同で開発を進めてきた50kg級の超小型衛星マイクロドラゴンが1月18日午前10:50にJAXA内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)からイプシロンロケット4号機で打ち上げられ、同日の夜の東京上空を通過するパスで、電波の受信と正常動作の確認に成功しました。この衛星は、ベトナム宇宙機関若手技術者への教育と同国の初めての50kg級衛星の開発が主要な目的で、東京大学のほか、北海道大学、東北大学、慶応大学、九州工業大学の5大学が教育と開発に参加しました。東京大学は衛星全体のシステム設計とインテグレーション、衛星運用を担当しました。カメラでベトナム海岸を観測することがメインミッションです。なお、今回のイプシロンでの相乗り打ち上げは担当である慶應大学からの提案でJAXAにお願いしました。開発を主導した航空宇宙工学専攻中須賀船瀬研究室の9機目の衛星打ち上げとなり、これまですべての衛星が宇宙での運用に成功しています。