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東京大学オープンキャンパス2016 工学部コース企画 女子高生向け説明会 家族でナットク!理系最前線「東大工学部をのぞいてみよう!」

 

1. 企画概要:
日時 8月3日(水) 午後1時―3時
場所 工学部11号館 1階講堂
参加者 高校生128名 保護者 29名
主催者側出席者 教員 8名 学生 7名

2. プログラム
13:0013:05 挨拶 工学系副研究科長 大久保達也先生  
13:0513:10 趣旨説明 熊田亜紀子先生
13:1013:30 マテリアル工学専攻 秋元文先生
        「バイオマテリアルが切り拓く未来の医療」
13:3013:45 航空宇宙工学専攻 修士1年 羽鳥可純さん
        「航空宇宙工学科って、どんなところ?
13:4514:00 建築学科 3年 向後美穂さん
        「建築学科生になってみて」
14:0015:00 座談会

3. 実施内容
 オープンキャンパスの自由参加企画として、女子高校生とその保護者を対象とした工学部の説明会【家族でナットク!理系最前線「東大工学部をのぞいてみよう!」】を開催しました。本年度は、例年11月に開催している【家族でナットク!】企画とオープンキャンパスの自由参加企画を合わせた形での開催となりました。参加者は年々増加しており、開始30分前から入場待ちの行列ができるなど、大変盛況でした。

 前述のプログラムに沿って説明会を実施しました。最初に,大久保工学系副研究科長から、女性にとっても工学が魅力ある分野であることを理解してもらいたいという企画の趣旨説明をしていただきました。続いて熊田男女共同参画委員会副委員長から、工学部における女子学生・教員比率の現状を説明していただき、女子高校生にも理工系への進学をぜひ検討してもらいたいというメッセージが伝えられました。

 挨拶に続いて、秋元先生に「バイオマテリアルが切り拓く未来の医療」というタイトルで講演をお願いしました。再生医療という最先端の話題を提供していただき、多くの出席者の興味を引きつけたようです。また、2名の女子学生による学生生活やこれまでのそれぞれの工学部での経験について紹介する講演が行われました。工学の様々な分野の授業や研究の魅力を大変良く伝える内容で、高校生の興味を強くひいていたようです。後半は例年通り、座談形式の懇談・質問会を実施しました。講演者に加えて、工学系研究科の教員・女子学生が加わり、分野ごとに主に高校生と懇談しました。学生生活・研究生活や将来設計等について等様々な質問が飛び交いあっという間に時間が過ぎて行きました。

 当日はアンケート記入用紙を配布して保護者の方々も含めて回答をお願いしました。アンケートの結果,満足度が高く、高校生も保護者も理工系への進学の意欲が高まったと回答している参加者が多数を占めました。また工学部の雰囲気や生活の様子がよくわかり、進学への意欲が高まったとの意見を多くいただきました。こうした取り組みが、女子学生の工学部進学へとつながることを期待しています。