概要
東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 西野研究室主催の「第2回メカニズムシンセシス研究セミナー ~自発的な医療データ提供を促すインセンティブメカニズムのデザイン~」を開催しました。アカデミア以外にも産業界から多くの方に関心をもっていただき、オンラインも含め50人程度が参加しました。
研究室のこれまでの研究成果の一つとして、「公共財モデルとしてのデータ提供の意思決定分析」を修士1年の北代 絢大氏が報告し、「LINCで取り組むヘルスケアデータプラットフォームの構築」では、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の伊藤 眞里氏、深川 明子氏から現場のリアルな活動の報告があり、「次世代医療基盤法の効果と課題」について、政策研究大学院大学・隅藏 康一氏からの幅広い知見共有が続きました。研究プロジェクトの概要と今後の展開、総合討論は立命館アジア太平洋大学の藤田 正典氏が担当し、活発な議論が交わされました。
セミナー終了後の研究交流会では、学生を含めた産官学のネットワーキングが盛況でした。
今後も半年に1回程度、メカニズムシンセシス研究セミナーを継続開催する予定です。
当日プログラム
日時:2024年3月1日(金) 16:00 ~ 18:30
会場:東京大学 本郷キャンパス 山上会館2F 大会議室、ハイブリッド開催
後援:東京大学大学院工学系研究科
16:00 開会挨拶 西野 成昭(東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 教授)
16:05 研究プロジェクトの概要 藤田 正典(立命館アジア太平洋大学 教授/東京大学 特任研究員)
16:10 「公共財モデルとしてのデータ提供の意思決定分析」 北代 絢大(東京大学 修士1年)
16:50 「LINCで取り組むヘルスケアデータプラットフォームの構築」
伊藤 眞里(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 上席研究員)
深川 明子(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 技術補助員)
17:30 「次世代医療基盤法の効果と課題」隅藏 康一(政策研究大学院大学 教授)
18:10 今後のプロジェクトの展開&総合討論 藤田 正典
18:25 閉会挨拶 西野 成昭
当日の様子