システム創成学専攻 毛防子 璃奈さん(M2)が日本セトロジー研究会第36回大会 最優秀口頭発表賞を受賞されました

2026/06/26

2026年6月21日、システム創成学専攻 島田研究室 毛防子 璃奈さん(M2)が日本セトロジー研究会第36回大会において最優秀口頭発表賞を受賞されました。

 

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日本セトロジー研究会第36回大会 最優秀口頭発表賞

鯨類を中心とする海棲哺乳類の研究会である「日本セトロジー研究会 第36回(下関市)大会(https://sites.google.com/view/cetoken36/)」において、学生口頭発表の中から選ばれる賞です。

 

受賞された研究内容・活動について

今回の発表:「沖縄に来遊するザトウクジラの繁殖ネットワーク解析」(毛防子 璃奈(東京大学)、小林 希実(沖縄美ら島財団)、岡部 晴菜(沖縄美ら島財団)、尾澤 幸恵(沖縄美ら島財団)、島田 尚(東京大学))では、沖縄周辺での目視調査で得られたザトウクジラ (Megaptera novaeangliae) の個体識別データを用いて、群れでの共観測回数に基づく共起ネットワークを解析しました。これまでに、繁殖海域での本種の社会的ネットワークについての研究はほとんど報告されておらず、数理・統計的な観点から本種の繁殖戦略を定量的に探ることを目的に研究を進めています。今回の発表では次数が突出して大きいハブ個体にはオスが多くみられることや、人間社会でも見られる「弱い紐帯の強み」理論を示唆するネットワーク構造が存在することなどを報告し、本種の繁殖戦略が社会的ネットワーク構造にも反映されていることを明らかにしました。今後は時間情報を加味し、構造の安定性や変遷過程を評価したり、より具体的な繁殖戦略を数理モデル化したりすることで解析を進めていきたいと思います。

 

今後の抱負・感想
日本各地の鯨類の専門家からフィードバックをいただき、大変実りの多い時間でした。学部生の時から憧れだったこの研究会で賞を頂戴し、非常に嬉しく思います。日々ご指導頂いている島田先生はじめ研究室の皆さんと、共同研究のチャンスとザトウクジラの生態にまつわるアドバイスを頂いた沖縄美ら島財団の小林様、岡部様、尾澤様に改めてお礼申し上げます。

 

 

日本セトロジー研究会第36回大会 最優秀口頭発表賞:https://cetology.main.jp/archives/907