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化学システム工学科 後藤 愛弓 さん(B4)が「化学工学会 第88年会 学生奨励賞」を受賞されました

 

2023年3月16日、化学システム工学科 後藤 愛弓 さん(B4)が「化学工学会 第88年会 学生奨励賞」を受賞されました。

 

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化学工学会 第88年会 学生奨励賞

ポスター発表において、学生による発表のうち、研究面および発表者について産学官の審査員が総合的に評価したうえで、その得点等を考慮し、発表総数の上位5%以内の学生に授与される賞です。

 

受賞された研究・活動について

錠剤は工場で大量生産されますが、これをスケールダウンした個別化・オンデマンド生産に注目が集まっています。この方式は薬の副作用を抑えて効果を高くすることができるとされます。我々の研究グループでは工場をスケールダウンした、卓上錠剤製造装置を開発しています。この装置では一錠ずつ、様々な処方を用いて錠剤を製造することができます。これまでに決められた品質を達成するためのプロセス及び材料条件を明らかにする研究が行われてきましたが、それらは特定の処方に限られていました。本研究では、任意の粉体・処方への適用を目指して、様々な粉体物性と製造の操作条件から、錠剤の品質・製造性を予測するモデルを新規に構築しました。

 

今後の抱負・感想

先生を始めとする研究室メンバー及び共同研究企業の皆様に支えていただき本研究を進めることができました。感謝申し上げます。学部生の間にこのような学会で自身の研究成果を発表することができ、また賞をいただき大変光栄に思います。この経験を糧に今後も研究に励みたいと思います。