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化学生命工学専攻 今吉隆治さんが 第61回有機金属化学討論会にてポスター賞を受賞されました

 

化学生命工学専攻 今吉隆治さんが、第61回有機金属化学討論会にてポスター賞を受賞されました。

 

 

<受賞された研究について>

窒素分子は極めて安定で反応性が低いため,その変換反応(窒素固定)には通常過酷な反応条件を必要とします。遷移金属錯体を用いた穏和な反応条件下における触媒的窒素固定反応が古くから研究されていますが,その成功例は非常に限られています。本研究では,窒素分子をアンモニア等価体であるシリルアミンへ変換する反応において,種々のコバルト錯体が有効な触媒として作用する事を見出しました。本反応はコバルト触媒を用いた穏和な反応条件下における窒素分子変換反応の初めての例であり,窒素固定研究における重要な成果であります。

<今後の抱負・感想>

今回ポスター賞を頂いて大変光栄に思います。本研究の遂行において御指導頂きました西林仁昭准教授をはじめ研究室の皆様に厚く御礼を申し上げます。これを励みに,より一層研究に精進したいと思います。