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精密工学専攻 増井周造さん(D3)が euspen Talent Programme 2020 1st placeを受賞されました

 

2021年3月21日、精密工学専攻 高橋哲研究室 (D3)増井周造さんが、euspen Talent Programme 2020 1st placeを受賞されました。

<受賞した賞の名称と簡単な説明>
euspen Talent Programme 2020 1st place 
euspen talent programme とは、欧州精密工学会(euspen)が企画している学生向け問題解決型コンテストです。各国から数名学生を送り出し、異なる国の学生がチームを組んで、与えられた課題へのソリューションをオンラインで提案するコンペティションで、上位チームには国際学会への招待があります。(新型コロナウィルスの影響で延期)

<受賞された研究・活動について>
第1回目となる今回のeuspen Talent Programmeでは、以下のような課題が設定され、各国3名1チーム、計27人全9チームから優勝1チームが選ばれる。第1段階で3チームが選ばれ、さらに実際の試作、評価を経て優勝チームが選ばれた。受賞者のチームは、3Dプリンタで造形したフレクシャジョイントを可動部に採用し、位置決め精度向上を目指した設計が評価された。

〈課題〉
CERN の次世代小型粒子加速器は、粒子を加速するために、50 km に渡り 16 万個以上の四極磁石を高精度にアライメントする必要がある。そのため、小型、安定性、低コスト等の要件を兼ね備えた 6自由度を有するアライメントステージの開発が欠かせない。そこで、汎用的な部品と、3D プリンタで出力できるパーツのみを使った、小型アライメントステージを設計せよ。

<今後の抱負・感想>
コロナ禍ということもあり、チームメイトのイギリス、クロアチアの学生も満足に研究活動が出来ない中でしたが、協力し課題に取り組めたことは非常に自信になりました。今後は、実際の研究活動においても、各国の若手研究者と一緒に活動していきたいです。

〈URL〉
https://www.euspen.eu/2020euspen-talent-programme/