ステイホームのような厳しすぎる制約よりも、必要な人と繋がる持続的な社会生活スタイルが一層安全であることが、人工知能学の中心のひとつであるエージェントシミュレーションを独自に改良した大澤教授によって発見されました。また、この結果を元にして、要注意な場所や施設が抽出されました。この研究では、やはり大澤教授により2013年に考案され、2019年にデータ利活用の技術として産業界の標準となった「データジャケット」を用いて提案し収集されたデータも使われています。いわばデータ駆動のモデル科学とモデル駆動のデータ工学を連結して大澤教授が論文のタイトルにして提唱したこの「ステイ・ウィズ・ユア・コミュニティ」という生活スタイルは内閣官房AI研究チームでも複数の研究者から支持され、昨年末に西村新型コロナ対策担当大臣からも国民に向けて推奨されました。