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システム創成学専攻 木下 慶悟さん(M1)、システム創成学科 栗原 柾由さん(B4)のチームが2023年度スポーツデータサイエンスコンペティションにおいてサッカー部門の最優秀賞を受賞されました

 

2024年1月7日、システム創成学専攻 木下 慶悟さん(M1)、システム創成学科 栗原 柾由さん(B4)ともに島田研究室のチームが2023年度スポーツデータサイエンスコンペティションにおいてサッカー部門の最優秀賞を受賞されました。

 

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左)栗原 柾由さん 右)木下 慶悟さん

 

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2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション最優秀賞(サッカー部門)

「スポーツデータサイエンスコンペティション」は日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会と情報・システム研究機構統計数理研究所により主催されている学生+教員のチームによるスポーツデータ解析のコンペティションです。本年度のサッカー部門には最多の39チームのエントリーがあった中からの最優秀賞です。

 

受賞された研究内容・活動について

サッカーはピッチ上のどこに11人の選手たちを配置するかが非常に重要なスポーツです。今回我々は、サッカーの試合における、攻撃時の選手配置の良さを定量化する研究に取り組みました。ゴールやシュート等、いかに攻撃を成功に結びつけるかに着目し配置を評価する先行研究がほとんどである中、我々はトランジション(攻守の切り替わり)に着目しました。ボールを奪われた後の相手のカウンター攻撃を阻止できるかどうか、という観点から、選手配置によって決まるピッチ上のスペース評価値の経路積分に基づき「カウンター攻撃の進みにくさ」をモデル化し、これによって攻撃時の選手配置の良さを定量化することに成功しました。

 

今後の抱負・感想

木下 慶悟:このような名誉ある賞をいただき大変嬉しく思いますが、今回達成したことは我々の目標のほんの一部に過ぎません。最終的には、いかなる局面でも配置を評価することのできる指標を生み出したいと考えています。ドメイン知識をフルに活かし、また現場でどう活用できるかという視点を常に忘れず、今後も研究に励みたいです。

 

栗原 柾由:この度は栄誉ある賞をいただきとても光栄に感じています。的確なご示唆やご指導をくださった島田先生に大変感謝しております。この成果や研究過程で得た学びを活かしながら、複雑系としてのサッカーの理解と有効な指標の提案を目標に据え、今後もより一層励んでまいります。

 

 

2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション審査結果(口頭発表チーム)https://sports.ywebsys.net/news/archives/0024/

 

島田研究室:Link