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応用化学専攻 三橋孝司さん (M1) が第58回日本生物物理学会年会 学生発表賞を受賞されました

 

応用化学専攻 三橋孝司さん (M1) が、第58回日本生物物理学会年会 学生発表賞を受賞されました。


<受賞した賞の名称と簡単な説明>
第58回日本生物物理学会年会 学生発表賞
当該学会の年会において優秀な発表を行った学生会員に授与されます。

<受賞された研究・活動について>
光化学系Iは、光合成において電子移動を行う光受容タンパク質です。光化学系Iには色素としてたくさんのクロロフィルが含まれており、そのクロロフィルが光のエネルギーを吸収して電子移動を起こすということが知られています。クロロフィルは光化学系I中で対称に分布しており、タンパク質中の電子移動も、対称な二つの経路で起こります。しかし、その割合は均等ではなく、片側の経路を通る電子移動が優勢であることが知られていました。
本研究では、光化学系Iタンパク質の非対称な電子移動の起源を、理論化学の手法を用いて明らかにしました。

<今後の抱負・感想>
大きな学会で賞をいただいて、非常に嬉しく思います。田村特任准教授をはじめ、研究を支えていただいた先生方や研究室のメンバーに感謝して、これからも研究活動に勤しみたいと思います。