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若手研究者紹介:安原幹 准教授

 

若手研究者紹介:038

 

建築学専攻 安原研究室 安原幹 准教授

 


【経歴】
1996年 東京大学工学部建築学科卒業
1998年 東京大学工学系研究科建築学専攻修士課程修了
1998年〜2007年 山本理顕設計工場勤務
2008〜 SALHAUS共同主宰
2011〜2018 東京理科大学理工学部建築学科 准教授
2018〜 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 准教授

【研究について】
建築意匠・建築設計が専門です。公共建築、特に大規模木造建築の設計手法や、既存建築のリノベーションの設計手法、パブリックスペースの計画手法やアクティビティ分析などに関して、実践と理論研究を両輪に活動しています。
木造建築は近年、地域資源を活用した新しい時代の建築空間や建築表現の開発が大いに期待されている分野です。木材という「弱い」素材を活用することで新しい空間の可能性が切り開かれつつあります。一方、リノベーション設計は、既に膨大な空間的ストックを所有する現代都市が、今後より成熟した発展をする上で不可欠な技術です。私たちの研究室では、そうした設計手法の開発を行いながら、現代社会に求められる建築のあり方について活発な議論を行っています。

写真:接合部も含め、全て木材のみによる架構で設計した「大船渡消防署住田分署」

【今後の抱負】
コロナ渦をひとつのきっかけとして、住宅、オフィス、学校など様々なビルディングタイプの変革が加速するでしょう。建築の専門家として、変わる部分、変わらない部分を見極めながら、来るべき時代のための新たな空間モデルの開発を進めていきたいと考えています。

【WEB】
研究室HP:https://yasuhalab.wixsite.com/ut-arch