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航空宇宙工学科および電気電子工学科の有志チーム(Event Horizon)が米国で行われたCanSat打ち上げ実証実験ARLISSにて入賞いたしました

 

9月9日から13日にかけて米国ネバダ州で行われたCanSat打ち上げ実証実験「ARLISS」にて、工学部航空宇宙工学科3年生と電気電子工学科3年生により構成された有志チーム「Event Horizon」が、 Overall Winner 3位および Technical System Award 3位に入賞されました。

 

チーム名 Event Horizon
メンバー
井桁寿文  工学部航空宇宙工学科 3年
玉川俊幸  工学部航空宇宙工学科 3年
峯松涼   工学部航空宇宙工学科 3年
高橋玲   工学部航空宇宙工学科 3年
青木辰平  工学部航空宇宙工学科 3年
船田雅也  工学部航空宇宙工学科 3年
河野麗   工学部電気電子工学科 3年


<受賞した賞の名称と簡単な説明>
2019年ARLISS(A Rocket Launch for International Student Satellites)のCome Back Competition(高度3~4kmに達したロケットからの放出後、CanSatを自律制御で目標地点へと向かわせ、最終的な目標地点までの距離を競うコンペティション)において、ほとんどのチームがパラシュートとローバーによるRun Backで臨むなか、ケースと飛行機を空中で展開し目標を目指すFly Backに挑戦した。
結果は、1回目410m、2回目53.75mという好記録で、特に2回目の53.75mは、固定翼機でのFlybackにおいて歴代1位、パラフォイル等も含めたFlyback全体においても歴代2位の記録であった。
これらの結果、そして、閂構造によるケースからの機体放出および展開・機軸固定のためのスライダー機構・空中での動的な飛行経路決定・0m達成のための糸巻き機構 など、数多の新しく挑戦的な要素が評価され、Overall Winner Third Place(総合3位)とTechnical System Award Third Place(技術部門3位)を受賞した。


<今後の抱負・感想>
中須賀・船瀬研究室やプロジェクト型工学教育センターの皆様、機器をお貸しいただいた教授の皆様など、ここには書ききれないほど多くの個人・団体による支えがあったからこそ、このような賞を頂くことができたのだと思います。この場を借りて御礼申し上げます。
もう一つの東大チームである Flying MAGURO もまた、72mという好記録を残しました。彼らの存在は、仲間としても、競争相手としても、とても大きかったです。本当に感謝しています。
半年間にわたるプロジェクトを共に乗り越えたEvent Horizonの仲間は一生の誇りです。
(井桁寿文)


集合写真


機体と目標地点


飛行後に着陸した機体


ロケット打ち上げ前


賞状