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東京大学大学院工学系研究科-ポーランド国立原子核研究 セ ンター(NCBJ)部局間学術交流協定を締結

 

2019年1月28日、東京大学大学院工学系研究科とポーランド国立原子核 研 究センター(NCBJ)との部局間学術交流の協定調印式が、ワルシャワにて 執り行 われました。調印式には、大学院工学系研究科から岡本孝司教授(原子力専攻)が列席し、NCBJからはKrzysztof Kurek所長ら関係者が参加しました。 調印式後に行われた会議では、 今 後の連携について様々な議論が交わされました。

ポーランド国内においては、現在、脱炭素エネルギー開発の潮流の中 で、 原子力エネルギーの活用について検討が進められています。この中で は、高温 ガス炉を産業用ボイラーの熱源として活用しようというプロジェ クトが推進さ れています。高温ガス炉は、日本原子力研究開発機構の実験 炉HTTRが950度運 転を実施するなど、日本が世界最先端の研究開発実績を 持っています。このよ うな背景の元、原子力エネルギーに関する学生や研 究者の交流を通じて、両国 のエネルギーに関する実力を高める事が期待さ れます。

日本原子力研究開発機構:https://www.jaea.go.jp/


岡本教授とKurek所長 


(左)岡本教授、増子審議官、小谷町長、Kurek所長、Sobolewski局長


(左)Jagielski教授(材料研究部長)、NCBJのWrochna教授、増子審議官、
小谷町長、岡本教授、Sobolewski局長、Kurek所長