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化学生命工学専攻 三品 匡央 さんが 第80回 化学工学会にて本部大会学生賞 銅賞を受賞されました

 

化学生命工学専攻 三品 匡央 さんが、第80回 化学工学会にて本部大会学生賞 銅賞を受賞されました。

 

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<受賞された研究について>

「DDSを指向したストレプトアビジン固定化ハイドロゲルの創製」
ハイドロゲルは、その高い生体適合性から細胞培養基材や、ドラッグデリバリーシステム(DDS)のキャリアとしての利用など、医療関連分野で広く研究が行われており、これまでに様々な機能性ハイドロゲルと、その作製法が報告されてきました。本研究では、チオール末端修飾ポリエチレングリコール溶液に対して遺伝子工学的にシステインおよびチロシンを導入したストレプトアビジン(SA)および酵素を導入することで、温和な条件下でSAを固定化したハイドロゲルを作製することを試みました。このハイドロゲルは内包薬物への影響を最小限に抑えることができ、またビオチンを介して自由な機能化を行うことができると考えられます。現在までにビオチンを介して薬剤、抗体、ペプチドを修飾することで、細胞内への取り込みを観察することに成功しています。

<今後の抱負・感想>
このような賞を頂き大変嬉しく思います。この場をお借りして、ご指導を賜りました南畑孝介助教および長棟輝行教授に厚く御礼申し上げます。今後もますます研究に没頭していく所存ですのでご指導のほどよろしくお願い申し上げます。