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【開催報告】工部大学校150周年記念シンポジウムを開催しました

 

fig012024年3月8日(金)に、HASEKO-KUMAホールにて「工部大学校150周年記念シンポジウム」が開催されました。

これは、東京大学工学部が、その主要な前身の一つである工部大学校の開校から150周年を迎えた歴史的な節目を記念して開催されたもので、加藤 泰浩工学系研究科長の開会挨拶に始まり、初代都検(実質的な校長)であるヘンリー・ダイヤーの出身、英国グラスゴー大学の教員をお迎えし、工学部長からのメッセージやコンスタンティノス・コンティス教授から講演をいただきました。また、駐日英国大使館マーガレット・タング公使参事官にもご登壇いただき、ご挨拶を頂戴しました。

その他、大久保 達也理事・副学長からは工学系研究科の歴史と現在工学系研究科が中心となって推進しているGXの取組について、中井 祐教授(工学系研究科社会基盤学専攻)からはダイヤーの一番弟子として琵琶湖疎水を完成させた田邊 朔郎にまつわる逸話、熊田 亜紀子工学系研究科副研究科長からは本学のダイバーシティ推進の現状と多様性の重要性についての講演がありました。

 

今回のシンポジウムは「歴史に学んで自らを考え、自分達の将来を考える」というテーマを掲げていましたが、この機会に併せて2023年度工学部長賞・工学研究科長賞受賞者の表彰を実施しました。各受賞学生が学修・研究成果のスライドを作成し、シンポジウム後半に、その発表が行われました。工学系研究科長賞(最優秀)を受賞した修士課程、博士課程の学生の講演もあり、研究成果の発表とともに将来に向けての抱負、後輩へのメッセージが語られました。 

シンポジウムは、津本 浩平副研究科長による閉会の挨拶で締めくくられ、終了しました。