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化学生命工学専攻 鹿島大揮さんが 化学工学会年会 第81年会においてポスター賞 (優秀学生賞)を受賞されました

 

2016年3月13日、化学生命工学専攻の鹿島 大揮さんが、化学工学会年会 第81年会においてポスター賞 (優秀学生賞)を受賞されました。

 


<受賞された研究・活動について>
Immunoglobulin G (IgG) は抗原に対する高い特異性から医薬品やタンパク質解析に広く利用されています。しかし、IgGはその分子量は大きく (150 kDa)、細胞内の還元的な条件下ではジスルフィド結合を形成できないため、安定なフォールディング状態を取ることができません。そのためIgGの利用は細胞外のみに限定されてきました。一方で近年、このような構造的な問題を克服した細胞内抗体が盛んに開発されていますが、ファージディスプレイ法などの従来法はin vitroでスクリーニングを行うため、細胞内抗体の選択には細胞を用いた二次的なスクリーニングを必要とします。そこで本研究では、マウス細胞内における抗体抗原反応を細胞増殖を指標に検出する新規プラットフォームを構築しました。


<今後の抱負・感想>
この度はこのような賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。これを励みに今後一層精進していきたいです。この場をお借りして、ご指導を賜りました河原准教授および長棟教授に厚く御礼申し上げます。