プレスリリース

2016.07.08

幾何学の定理を活用したものづくり -30の頂点を持つアルキメデスの多面体(二十・十二面体)の化学分子合成- :応用化学専攻 藤田 誠教授ら

東京大学大学院工学系研究科の藤田誠教授らの研究グループは、3次元空間に課される多面体としての制約を化学分子の合成指針として活用し、一見不可能とも思える多数成分からの巨大球状構造の自己集合をこれまでに達成してきました。今回、分子のわずかな「たわみ」までも構成成分の分子設計に取り入れることで、100成分にも及ぶ多数成分の集合挙動を高度に制御することに成功し、アルキメデスの多面体のひとつである「二十・十二面体」型の構造を持つ、新しい分子を狙い通りに合成することに成功しました。直径8ナノメートルを超える前人未踏の巨大中空球状構造は、従来存在しなかった新しいカテゴリーの物質であり、学術的にも、新しいナノ空間の創出を期待させる独創性の高い研究成果です。

プレスリリース本文: /shared/press/data/setnws_20160708113143189790885355_297749.pdf

Chem URL: http://www.cell.com/chem/fulltext/S2451-9294(16)30011-0