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2026年8月30日、システム創成学専攻 島田研究室 伊藤 公法さん(D3)がRHINO2026 でベストポスター賞を受賞されました。

RHINO2026 ベストポスター賞
Asia Pacific Center for Theoretical Physics の助成を受け開催された、非平衡な集団現象における個体差や多様性が果たす役割についての国際研究集会「RHINO2026」において、ポスター講演の中から優れた発表が選ばれる賞です。
受賞された研究内容・活動について
今回の発表 “Microscopic Viewing Dynamics in Power-Law Relaxation on Niconico" では、動画共有サービス「ニコニコ動画」の大規模で精細な視聴履歴データを用いて、個々のユーザーが同じ動画を再び視聴するまでの「待ち時間」を解析しました。 動画共有サービスにおける動画再生数は、指数的に減衰するのではなく、べき緩和と呼ばれる長期のゆっくりとした減衰を示すことが知られています。さらにニコニコ動画では、Youtubeなど他のプラットフォームでの報告と異なり、動画の人気度に依らずどの人気度の動画もよく似た減衰速度を示すことが分かっていました。しかし、その背景にある個々のユーザーの視聴行動にどのような特徴があるのかは十分に明らかになっていません。 本研究では、ある動画を視聴してから再び視聴するまでの待ち時間をユーザー単位で解析し、この個人の再訪ダイナミクスにはバースト性(短時間に視聴が集中する活発な期間と視聴の少ない期間とが混在すること)が見られることを報告しました。さらに、連続する待ち時間には負の相関がみられました。これらの結果は、ユーザー単位の微視的視聴ダイナミクスが、これまで知られていなかった固有の再訪構造を持つことを示しています。 今後は、こうした個々のユーザーの再訪ダイナミクスを踏まえた数理モデルにもとづき、微視的な視聴ダイナミクスと巨視的な緩和過程がどのように関連しているのかを明らかにしていきます。
今後の抱負・感想
このたび、RHINO2026 においてベストポスター賞をいただき、大変嬉しく思います。発表を通じて、さまざまな背景の研究者の方々から貴重なご意見をいただき、今後の研究を進めるうえで大変励みとなる機会となりました。 日頃からご指導いただいている島田先生をはじめ、研究について議論し、支えてくださっている研究室の皆さんに心より感謝申し上げます。また、本研究に必要な貴重なデータをご提供いただいた株式会社ドワンゴの皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。
RHINO2026 ベストポスター賞:
https://sites.google.com/view/rhino2026/home


