化学システム工学科 水沼 莉香さん(B4)が化学工学会 第91回年会 学生奨励賞を受賞されました

2026/03/25

2026年3月17日、化学システム工学科 水沼 莉香さん(B4)が化学工学会 第91回年会 学生奨励賞を受賞されました。

 

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水沼さん(集合写真前列右端 )

 

化学工学会 第91回年会 学生奨励賞 

ポスター発表において、学生による発表のうち、研究面および発表者について産学官の審査員が総合的に評価したうえで、その得点等を考慮し、発表総数の5%以内の学生に授与される賞です。

 

受賞された研究内容・活動について

近年、製薬業界では、代謝を受けにくく血中濃度が持続する「低クリアランス化合物」が注目されていますが、従来のin vitro培養系では肝細胞の機能発現とその維持が不十分であるため、その代謝挙動を正確に予測することは極めて困難でした。従来のin vitro培養系での機能低下の大きな要因として、培地を介した酸素拡散律速により、細胞への酸素供給が生体環境に比べて不足するという課題がありました。
そこで本研究では、酸素透過膜付き培養プレート(InnoCell®)や長期培養用培地を適用したヒト肝細胞培養系の構築に取り組み、酸素供給の充足が薬物代謝能力の過小評価を有意に改善できることを実証しました。本研究の成果により、これまで評価が難しかった低クリアランス薬物のより正確な代謝挙動予測が可能となり、医薬品開発の加速化に貢献することが期待されます。

 

今後の抱負・感想

酒井 康行 先生、西川 昌輝 先生をはじめとする研究室の皆さま、ならびに共同研究先の実中研、三井化学の皆さまのご指導・ご支援により、本研究を進めることができました。この度の受賞を励みとして、修士課程においてもより一層研究活動に精進してまいります。

 

 

化学工学会 第91回年会 学生奨励賞