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2026年3月15日、電気系工学専攻 宮武 悠人 助教が第47回応用物理学会論文賞(応用物理学会論文奨励賞)を受賞されました。

授賞式の様子
第47回応用物理学会論文賞(応用物理学会論文奨励賞)
応用物理学の進歩向上に貢献すると期待される優れた若手研究者で、『Japanese Journal of Applied Physics』、『Applied Physics Express』に掲載された論文の主たる著者に対して贈られる賞です。
受賞された研究内容・活動について
受賞論文
Yuto Miyatake, Kasidit Toprasertpong, Shinichi Takagi and Mitsuru Takenaka, “Compact, low-loss, and broadband 2 × 2 Si optical coupler designed by covariance matrix adaptation evolution strategy,” Jpn. J. Appl. Phys. 63 (2024) 12SP16.
受賞理由
本研究の独創的な点は、シリコンフォトニクスにおいて不可欠な素子である 2×2 カプラの設計に対し、進化戦略(CMA-ES)を応用した新規な手法を世界に先駆けて導入した点といえます。CMA-ES は最適化手法の一つであり、この起用により得られた最小挿入損失は 0.02 dB 未満、動作帯域は 130 nm 以上と既存の素子性能を大きく上回り、光集積回路の実用化に貢献しうる成果です。さらに、提案手法は特定の素子に依存せず他の受動素子設計にも展開可能であり、シリコンフォトニクスを超えて広範な応用が期待できます。総じて、本研究は独創性、発展性、実用性を兼ね備えた優れた成果であり、今後のフォトニクス分野に大きなインパクトを与えると評価できます。以上より本論文は応用物理学会論文奨励賞にふさわしいと考えます。
今後の抱負・感想
この度、応用物理学会論文奨励賞という栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。本研究の遂行にあたり、多大なるご指導を賜りました共著者の皆様にはこの場を借りて深く御礼申し上げます。今回の受賞を糧に、今後も応用物理学のさらなる発展に貢献できるよう、より一層研究に邁進していく所存です。
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