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Pan Qianqian 特任研究員と中尾 彰宏 教授がIEEE ICC 2024において最優秀論文賞を受賞されました

 

2024年6月12日、システム創成学専攻 中尾研究室 Pan Qianqian 特任研究員と中尾 彰宏 教授がIEEE ICC 2024において最優秀論文賞を受賞されました。

 

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IEEE ICC 2024 最優秀論文賞

IIEEE CC 2024に投稿された2,364件の論文の中から、優秀論文賞15件が選出されます。

 

受賞された研究内容・活動について

受賞論文「AI-enabled Traffic Flow-Prediction and Function-Configuration for 5G Networks: An Integrated Design of High Reliability and Low Cost」は、5Gネットワークにおけるネットワーク機能の拡張およびスケーリングの問題を研究し、人工知能に基づくネットワークトラフィック予測およびネットワーク機能設定メカニズムを提案しました。本研究は、リアルタイムのユーザートラフィックに基づいてネットワーク機能を拡張およびスケーリングを行う際、通信の信頼性を向上させながら、ネットワーク機能の展開コストを削減することを目指します。具体的には、少数サンプル学習に基づく5Gネットワークトラフィック予測メカニズムを設計し、トレーニングデータが不十分な地域のトラフィックを予測を行います。予測されたネットワークトラフィックに基づいて、深層強化学習に基づくネットワーク機能設定メカニズムを提案し、通信の信頼性と展開コストを総合的に最適化を行い、5Gネットワークの長期的な効率向上を実現します。


今後の抱負・感想
この度は、ICC 2024 最優秀論文賞を受賞することができ、誠に光栄に思います。また、共同研究者の皆様に深く感謝申し上げます。私たちの研究はインテリジェント・ネットワークにおけるトラフィック予測とネットワーク機能構成に注目していて、これまでの成果が評価されたことを嬉しく思います。今後は、この研究をより多様で複雑な 6G ネットワークシステムに応用し、ネットワーク通信の信頼性向上とスケーリング拡張の消費削減に貢献できるよう精進して参ります。

 

 

IEEE International Conference on Communications BEST PAPER AWARDS:

https://icc2024.ieee-icc.org/program/best-paper-awards