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Japan-Denmark workshop on quantum technology(デンマーク首相来校)

 

10月25日、山上会館大会議室において、来日中のデンマーク王国 メッテ・フレデリクセン 首相のご臨席を賜り、日本とデンマークの量子技術に関連したシンポジウム Japan-Denmark workshop on quantum technology を開催しました。

 

本シンポジウムは、まず、藤井総長の開会挨拶から始まり、フレデリクセン首相がスピーチを行いました。続いて行われたパネルディスカッションでは、工学系研究科の齊藤 英治 教授がモデレーターを務め、古澤 明 教授、Lene Broeng Oddershede教授(ノボノルディスク財団)、Jan Westenkær Thomsen 教授(ニールス・ボーア研究所)、Ulrik Lund Andersen 教授(デンマーク工科大学)、寒川 哲臣 氏(NTT先端技術総合研究所 常務理事 基礎・先端研究プリンシパル)、山本 剛 氏(N E C システムプラットフォーム研究所)が登壇し、今後の量子技術においての熱い議論が交わされました。

 

デンマークは量子力学の確立に多大な貢献をした、ニールス・ボーアの出身地であり、本年秋に国家量子技術戦略を打ち出すなど、量子コンピューターをはじめとする量子技術研究や実用化に力を入れています。一方で工学系研究科には、登壇した古澤教授をはじめ、量子技術の先駆的な研究者が多数在籍しています。さらに、日本にはNTT、NECといった、量子技術研究に力を入れている企業が多く存在します。本シンポジウムを通して、両国のトップレベル量子技術研究者の交流をより活発化させ、両国の関係がより強固になることが期待されます。

 

最後に、工学系研究科 加藤 泰浩 研究科長から、今後の日本とデンマークとの連携による量子技術発展を確信するとした挨拶が行われました。これにより、デンマークの関係研究機関と本学工学系研究科との連携が今後一層期待されます。

 

 

fig01

藤井総長の開会挨拶

 

fig02

フレデリクセン首相のスピーチ

 

fig03パネルディスカッション

 

fig04

加藤研究科長の閉会挨拶