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【開催報告】日本の半導体戦略シンポジウム~産学の経済安全保障の視点を含めて~

 

8月3日、ベルサール東京日本橋において、「日本の半導体戦略シンポジウム~産学の経済安全保障の視点を含めて~」を産業技術総合研究所、理化学研究所、TMI 総合法律事務所と共同で開催いたしました。

 

半導体は、製造業だけでなく、通信、AI、宇宙、防衛などあらゆる分野で不可欠なものとなっています。世界各国の政府や企業が半導体の経済安全保障リスクを考慮し、積極的な政策・研究を進めている中、日本はどうあるべきかが問われています。

 

本シンポジウムでは、共催者を代表してTMI総合法律事務所 境田 正樹 弁護士による開会宣言が行われた後、岸田 文雄 内閣総理大臣、産業技術総合研究所 石村和彦 理事長から祝辞をいただきました。特別講演では、衆議院議員/自由民主党半導体戦略推進議員連盟 会長 甘利 明氏を迎え、半導体に関する国家戦略推進の狙い、海外企業との協働、また日本の半導体産業の目指すべき方向や課題などについてお話いただきました。

 

シンポジウムの後半では、「第1部:世界の半導体戦略動向と日本の戦略」、「第2部:次世代半導体の研究開発戦略」、「第3部:半導体を含む先端技術・重要技術をめぐる経済安全保障関連リスクとその対応」という3つのテーマのパネルディスカッションを行い、半導体をめぐる政策、研究、規制のあり方について産官学のさまざまな立場から議論を深めました。

 

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工学系研究科からは第2部のパネリストとして黒田 忠弘 教授が登壇し、自らの研究開発の取り組みを紹介するとともに、半導体を活用する人材の育成や、「半導体の民主化」の重要性についてお話ししました。また、アポロ計画に関するケネディ大統領の演説を引用しながら、半導体事業には夢があること、そして難しいチャレンジであることを若い人たちに率直に伝えていくことが大切であると強調しました。

 

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最後に、工学系研究科 加藤 泰浩 研究科長が、参加者へ感謝を伝えるとともに、本日の議論を踏まえ、長期間にわたる半導体デジタル戦略の策定に対し工学系研究科としても貢献していきたいという考えを示しシンポジウムを結びました。

 

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