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機械工学専攻 原田和樹さん(M1)が第63回自動制御連合講演会 優秀発表賞を受賞されました

 

2020年12月9日、機械工学専攻 原田和樹さん(M1)が、第63回⾃動制御連合講演会 優秀発表賞を受賞されました。

 

 

 

<受賞された研究・活動について>

発表タイトル:「エンジン燃焼を対象とした機械学習モデルにおける特徴量選択手法がモデルの予測性能に与える影響」(共著者、指導教員:山崎由大(東大機械・准教授))
内容:エンジン燃焼で未解明な現象の一つとして、サイクルごとの燃焼ばらつきが存在する。様々な要因が相互作用していると考えられているがそのメカニズムは明らかになっていない。このメカニズムを明らかにするために、工学分野でも注目を集めている機械学習を用いることとした。今回の研究では、特に特徴量選択の部分に注目し、3つの特徴量選択手法を用いた選択を行った。さらに、選択された特徴量を入力とした場合のニューラルネットワークの予測性能について調査した。

 

<今後の抱負・感想>
今後電気自動車が普及していくと考えられているが、その中でもハイブリッド車はエンジンを用いる。したがって、エンジンの高効率化は今後も重要であり、そのためには燃焼ばらつきのメカニズムを解明し低減することは必要である。今回調査した特徴量選択手法を活用してばらつきを解析し、その結果を利用してばらつきを抑制する制御システムを今後構築することに取り組む。

 

https://www.sice.jp/rengo63/doc/award.html