2016年1月13日、化学生命工学専攻 茂垣里奈さんが、BASF Rising Star PhD Award を受賞されました。この賞はBASF上海の後援のもと、本専攻の博士課程学生の奨励を目的とするために表彰されます。
(左から3人目が茂垣さんです)
<受賞された研究・活動について>
タンパク質の機能を望みの場所・タイミングで自在に制御できる技術は、部位特異的な疾患治療やタンパク質の機能解明につながるものとして、近年広く研究が進められています。私達は、光に応答して構造が変化するさまざまな高分子化合物を開発し、光を用いたタンパク質機能の制御に挑戦しています。本研究では、光でオン/オフできるスイッチのような分子をタンパク質に取り付けることで、タンパク質の機能を光制御することに成功しました。現在は、この手法を疾患の新たな治療法へと展開するべく研究に取り組んでいます。
<今後の抱負・感想>
今回の受賞を大変光栄に思います。研究のご指導を賜りました相田卓三教授、大黒耕助教、ならびに支えてくださった関係者の方々にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。今後とも研究に真摯に向き合っていく所存です。