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顔に貼り付けた際に、顔の細やかな動きに影響を与えない超柔軟な歪センサーの開発に成功しました。このセンサーは、数層のポリウレタンナノファイバーを非常に薄いジメチルポリシロキサンで強化することで、柔軟性を保ちつつ、歪で壊れない機械的な耐久性を実現しています。その結果、皮膚に絆創膏のように貼り付けても、皮膚の本来の動きを阻害することなく、皮膚の歪の大きさを計測することができます。実際、ナノメッシュセンサーを顔に貼り付けることで、発声時における皮膚の伸縮を多点で正確に計測することに成功しました。今後、顔に多点で貼り付けることで、喜怒哀楽などの表情を読み取ることが可能なウェアラブルデバイスへの応用が期待されます。
本研究成果は、2020年8月11日(米国時間)に米国科学誌「Science Advances」のオンライン版で公開されました。
プレスリリース本文:PDFファイル
日本経済新聞:https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP538775_X00C20A8000000/
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