工学部 進学選択ガイダンス

分野キーワード

工学の研究・教育は、時代とともにま すます幅広い分野をカバーするように広がっており、さらに、環境・エネルギーなど、もはや一つの学問分野だけでは解決できず、複数の学問分野の連携が必須であるような社会的課題も増えてきました。これらの問題解決を目指し未来を切り拓く役割を担う工学部では、そこに属する学科が、それぞれに独自の切り口とアプローチで研究・教育活動を行っています。

社会基盤学科

これからの社会基盤づくりを考える上で、いかにして環境への負荷を軽減し、地域の環境との調和を図るか、という「環境との共生」は欠かすことのできない問題であり、社会基盤学科の主要課題の一つとなっています。たとえば自然を熟知し、驚異となる自然外力を柔軟にいなすことのできる安心安全な社会の構築や、風力発電やリサイクルなどによる自然資源の有効活用技術やその手法の提案、また風景や文化と調和した美しい町づくりなど、いわゆるインフラ整備に関わるテーマに加え、豊な生態系の基盤ともなる山地、河川、海岸等の再生と創造、自然環境や自然災害に関わる合意形成とそのための経済評価、さらには国内外における水問題やエネルギー問題の解消など、多岐にわたるテーマに取り組んでいます。

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建築学科

「建築是乃環境」
建築とは「空間を切り取り新たな環境を創造する」とも定義でき、建築これ全てが環境に関係すると言っても過言ではない。建築学科の教育は、意匠・計画・構造・設備の技術を駆使しながら、人を生かし五感で心地良く感じる環境を形成する技術を習得することが第一義となる。

「環境共生建築」
昔は大きな建築を造り上げることは賞賛と畏怖の的であった。しかし今では大きな建築は「周辺環境を悪化させる」「地球環境を破壊する」と批判の的になりかねない。どうすれば周辺環境を守り環境への負荷を低減することができるのか、建築の構造・計画・設備の各分野で最も重要な課題として取り組まれており、授業でも多くを学ぶことになる。

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都市工学科

都市工学科では,1962年の学科設立以来,変わることなく,「環境」を中心課題の一つとして正面から取り組んできています。上下水道・廃棄物管理にかかわる環境関連の基盤施設に始まり,交通,住居,ヒートアイランド現象や気候変動,脱炭素社会,持続可能な開発目標(SDGs)でも,都市活動の多くは環境と密接にかかわっており,それらが互いに複雑に影響し合っています。これらの事象を無理に単純化することなく,問題の総合的な機構を認識・把握および構造化して,その科学的知見を理解したうえで都市問題・環境問題に対処することが求められています。

都市工学科では,これらの解析,課題解決法の設計,評価の理論と手法について,演習や講義を通じて系統的に身につけることができます。

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機械工学科

機械工学科では,環境に優しい社会・低炭素社会の実現をめざした基盤技術と,そのためのものづくり技術の研究開発に取り組んでいます。自動車,鉄道などの高効率化技術,居住環境における空調のためのヒートポンプや熱交換器,気流制御などの省エネルギー技術,今後世界中で不足する水資源の確保に向けたエネルギー消費の少ない水浄化技術に関連する基礎研究を進め,また,これらの技術の実現可能性を高めるためのシステムの最適化法や,ライフサイクルを通じての環境負荷・経済性評価を行っています。また,排熱,室内光や振動などのエネルギー源からも電力を回収する環境発電技術についての研究も進めています。カリキュラムについても,2年生の導入的内容から4年生のより進んだ内容まで,幅広い知識の習得が可能な講義群が用意されています。

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機械情報工学科

機械情報工学科では、人間の生活の支援という立場から、高度な機械技術や情報技術を礎にして、環境分野に貢献しています。特に、人の活動に応じて支援する知的なシステム・サービスのあるべき姿、構成法について、人が住まう環境・インフラストラクチャのレベルから研究を進めています。これは人々の暮らしに安心・安全・快適を提供する革新的技術であると同時に、高齢化が急速に進む日本において必要不可欠なものでもあります。本学科ではこのようなシステムの設計を可能とする人材の育成のため、機械工学・情報工学を基礎に、人間・環境と相互に絡み合い機能する知的な機械の体系的な学習が可能なカリキュラムを用意しています。

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航空宇宙工学科

航空輸送量は全世界的に増加の一途を辿っており、航空機はモビリティの一つの手段として日常生活には欠かせない乗り物となっています。このため、CO2排出量の削減、有害排気低減、低騒音化など、環境基準をクリアすることが当然求められます。
本学科では、空力性能の向上、構造・材料の軽量化、最適飛行制御、エンジン騒音の能動制御など、航空機の環境適合性向上に資する横断的な技術革新とその統合化を目指し研究すると共に、そのベースとなる知識・方法論を体系的に学習します。

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電子情報工学科

生活の場である「まち」を持続可能なものとする「スマートシティ」も、電子情報工学科のテーマの一つです。防災やヘルスケアのような安全・安心の実現、コミュニティや地域文化の創造などといったスマート化にあ たっては、情報を切り離すことができないためです。都市に埋め込まれたセンサからどのような情報を収集し、収集した情報をいかに利用して都市をどのように設計していくのかといった問題も、ビッグデータ時代の電子情報工学科のテーマです。持続可能な国づくりや街づくり、都市や社会のデザインといった社会課題解決を、ビッグデータという視点から取り組むことのできる人材を育てています。

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電気電子工学科

電気電子工学科では、グリーンイノベーションを活性化し、環境調和型の社会を実現するための研究を進めています。そのため、グリーンイノベーションの中心となる太陽電池、情報通信技術を駆使した賢い電力系統網 (スマートグリッド)、LEDや電気自動車など、幅広い環境技術を学べます。
本学科では、例えば変換効率40%を超える世界最先端の太陽電池の研究が進んでおり、半導体の基礎物性から作製プロセスまで系統的に学べます。また電気自動車では、心臓部である電気モータ・電力変換回路とその制御技術について学び、スマートグリッドでは、再生可能エネルギーが大量導入された際の電力系統の安定性を高めるための最先端技術を学べます。これらの研究と設計に必要な多くの基礎と専門科目を学べるのは本学科だけです。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「環境」分野に関するものとしては、例えば、時系列モデルや時空間統計モデルを用いた気象予測や地球統計学の研究、構造物の構造要素を効率よく配置する最適設計法の研究、環境計測技術・予測技術・制御技術の開発・研究、環境システムのモデル化の研究などがあります。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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マテリアル工学科

21世紀の最重要課題である環境とエネルギーを念頭に置き、工学の基礎となる基盤マテリアルについて学ぶのがマテリアルB(環境・基盤マテリアル)コースです。対象とするマテリアルは、絶え間ない技術革新の続く鉄鋼材料をはじめ、金属、セラミックス、半導体、有機材料など多岐にわたり、自動車や航空機、大型構造物から燃料電池や高強度材料まで、幅広い分野で必要とされています。
マテリアル工学は、物質文明の基礎となるマテリアル全般を研究対象とした、すべての工学の基礎となる分野です。私たちは、学際的な広い視点から人間社会全般の幸福に寄与できる人材の育成を目指しています。マテリアル工学科の他の2コースと連携して、幅広い見識を養うための教育を実践し、最先端の研究を進めています。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
当学科では「環境」への取り組みとして、地球温暖化問題、砂漠化問題、ライフサイクルアセスメント、環境汚染原因物質の除去技術等、地球スケールでの問題から原子・分子レベルの問題まで多面的に取り組んでいます。それを支えているのは化学システム工学と高度な専門知識・技術です。本学科ではカリキュラムを通して化学システム工学と高度な専門知識を身につけることができ、部分と全体をバランス良く見渡すことのできる「スペシャリストでジェネラリスト」に成長することができます。

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システム創成学科

これまでの理科系の学問は専門分化する形で発展し、効率化の追求によって20世紀終盤の大量消費社会を実現してきましたが、その専門分化と効率化は、環境問題などを引き起こす原因ともなっています。環境問題を解決して、持続可能な社会システムを実現するためには、多様な基礎技術を総合してシステムとして考えるためのマインドの養成と、基礎は同じであってもそれらの技術の使い方を工夫する発想の転換が必要です。
システム創成学科では、先ず環境・エネルギー領域の幅広い知識を修得し、その後、学生が興味を持った専門分野を深く学ぶ方式を採用し、課題の解決のために、要素技術開発だけではなくトータルなシステムを設計し、さらには環境経済や環境リスク評価をふまえて政策策定ができる人材を育成します。

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社会基盤学科

社会基盤学科では、地球温暖化やエネルギーに関する様々な問題を解決するために、自然エネルギー利用、廃棄物の資源化、省エネ等を対象とする教育・研究を 実施し、環境・エネルギー政策の立案、自然エネルギー高度利用のための技術開発、途上国への省エネ技術の移転と普及促進を担う人材の育成を行っています。
現代社会を支える資源・エネルギーを理解するための基礎理論、化石燃料から脱却するためのイノベーション、カーボンフリー経済に移行するための社会制度に関わる多様な講義を提供すると共に、洋上風力発電システムの開発、廃棄物の資源化技術の導入戦略、途上国におけるESCOビジネスに向けた政策提言等の卒業研究を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。

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都市工学科

都市工学科では,エネルギーを利用して行われる様々な人間活動に伴って排出される環境負荷を,ライフサイクルアセスメント(LCA)などの手法を用いて定量化すると同時に,太陽光発電や風力発電,廃棄物利用による発電やバイオ燃料の製造といった新エネルギー技術・施策による環境負荷の低減効果を評価する研究を行っています。また,それら新エネルギーの導入がもたらす,経済,社会,人の意識・行動への影響を包括的に見る視点も,都市工学科に特有のものといえます。
都市工学科で提供される授業や演習を通じて,エネルギー関連技術の基礎から温室効果ガスに代表される環境負荷の定量化手法の習得に加え,エネルギー利用に伴う経済や社会への影響を評価する視点を養うことができます。

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機械工学科

機械工学科では、力学(四力学)を基礎知識として、持続可能な社会の実現に向けて化石燃料、自然エネルギーなどの最適なマッチングを考え、新しいエネルギーシステムの提案を行うことができる人材の育成を目指しています。従来の機械工学からイメージされる、エンジン、ガスタービン、ヒートポンプといったエネルギー変換機器に係わる熱・流れ現象や燃焼、それらを制御する機構や制御システムの研究とともに、太陽光、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの有効利用を目指した様々な技術、高効率エネルギー変換機器としての燃料電池と、そのための最先端計測技術,原子、電子も対象とし時空間スケールの異なる現象を再現するシミュレーション技術の研究を進めています。また、エネルギー分野でも、知識を統合して設計・試作する「ものづくり」を体験できる演習を用意し、基礎知識に裏打ちされた創造力を育んでいます。

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機械情報工学科

近年、エネルギーの効率的な利用が求められていますが、そのために必要な計測、認識、制御は機械情報学の得意とするところです。機械情報学のめざす知能機械は、様々な情報を総合して知的情報処理をするだけでなく、その結果をもとに現実世界への働きかけをすることを特徴としています。一例としてHEMS(Home Energy Management System)を考えると、室内の状態や人の生活を微小なセンサなどで正確に計測すること、多点で計測した膨大なデータから状況を正しく認識すること、環境をよくするためにアクチュエータで物理的に働きかけることの各要素に加えて、それらを一体にしてシステムをつくりだすことが必要です。 本学科ではメカトロニクス、ロボティクスなどの講義に加えて、ロボット制御、ロボットシステムの演習を通して上記の項目を体系的に理解できるように工夫されています。

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航空宇宙工学科

航空宇宙分野で用いられるガスタービンはじめとする各種エネルギー変換装置の高効率化や燃料多様化は、将来のエネルギーの安定供給に不可欠であるとともに、低炭素化にも非常にインパクトの大きい技術です。
本学科では、これらシステムの最適統合化、要素機器の極限的な高効率化と安全性の確保に資する基礎的な知識を習得することを目的とした講義ならびに設計演習を行っています。

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電子情報工学科

環境配慮型の社会を実現するためには,情報通信技術を切り離して考えることはできません.オフィス,店舗,生産・流通・輸送などにおいて,情報通信技術を用いて環境情報の計測や予測を行い,エネルギー利用効率の改善,物の生産・消費の効率化,人・モノの移動の削減につなげることで,CO2排出量を削減することができます.電子情報工学科では,東大グリーンICTプロジェクトのみならず,社会全域において情報通信技術を活用してCO2排出を削減する取り組みを進めています.電気電子工学科との強力な連携を武器に,環境配慮型社会の構築に向けて技術開発から 制度設計まで幅広い領域をデザインできる人材を育てています。

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電気電子工学科

クリーンで安全かつ経済的なエネルギーの供給は、サステナブルな社会を構築するための必須条件です。さまざまなエネルギーキャリアの中で、電気エネルギーは熱・光・化学など他のエネルギー形態からの転換が容易で、また、逆に他エネ ルギー形態への転換が容易かつ制御性が高いことから、最も優れたものであるといえます。電気電子工学科では電気エネルギーの発生・転換(核融合、太陽光発電、風力発電etc.)から流通(電力システム、機器大容量化、雷etc.)、消費(電気自動車、鉄道、有害物質の無害化etc.)に至るまでを学べます。また、エネルギーに関する要素技術のみならず、システム全体と社会との関わりを考慮して、エネルギー政策や制度の設計を行うべく、幅広い教育・研究を進めています。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「エネルギー」分野に関するものとしては、例えば、スマートエネルギーネットワークシステムの構築を目指して、システムの数理モデル化、それに基づくシステム解析、需要・供給予測手法、分散型制御方式などの研究、センサネットワークの研究などが行われています。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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マテリアル工学科

21世紀の最重要課題である環境とエネルギーを念頭に置き、工学の基礎となる基盤マテリアルについて学ぶのがマテリアルB(環境・基盤マテリアル)コースです。対象とするマテリアルは、絶え間ない技術革新の続く鉄鋼材料をはじめ、金属、セラミックス、半導体、有機材料など多岐にわたり、自動車や航空機、大型構造物から燃料電池や高強度材料まで、幅広い分野で必要とされています。
マテリアル工学は、物質文明の基礎となるマテリアル全般を研究対象とした、すべての工学の基礎となる分野です。私たちは、学際的な広い視点から人間社会全般の幸福に寄与できる人材の育成を目指しています。マテリアル工学科の他の2コースと連携して、幅広い見識を養うための教育を実践し、最先端の研究を進めています。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
本学科においては、化学を基盤として、エネルギーの製造、変換、貯蔵という総合的観点から、持続可能社会実現のための現実解を追求しています。具体的には、太陽電池、光触媒、燃料電池、蓄電池などのエネルギー変換・貯蔵デバイスを対象として、原子・分子スケールにおける化学・物理現象解明、基礎科学に立脚した材料設計及び要素技術開発、そしてそれらが有機的に連結した合理的なシステムの創生及びデバイス化、ならびに、要素技術を組み合わせた社会システムのモデル化を行っています。カリキュラムではその基礎知識を学び、卒業研究で実際の課題に取り組めます。

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システム創成学科

エネルギー問題を解決するためには、メタンハイドレート、石油・石炭・天然ガス、バイオマス、海洋エネルギー、原子力、核融合などの様々なエネルギー源を総合的に有効活用する事が重要です。したがって、人間の生活、経済活動に必要なエネルギー源の確保から始まり、環境と調和させた活用方法などの多岐に亘る問題を解決する必要があり、先進的な技術開発のみならず、環境・エネルギー経済や資源・エネルギー政策もふまえて、環境・エネルギー領域における独自の戦略を計画することが重要課題です。
システム創成学科では、先進的な科学技術の手法を駆使して技術課題を解決し、さらには豊かな社会システムを創造するために分野横断・文理融合のリーダーシップを発揮できる人材を育成します。

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機械情報工学科

機械情報工学科の大学院における専攻は「知能機械情報学」であり、この専攻名が示すように知能を重要な柱として教育と研究を行っています。つまり知能を知る、解析するだけではなく、作り生み出すことでさらに深く理解することを実践しています。例えば、認知機能や発達機能をロボットに実装し振る舞いを観察することで知能を追求する認知発達ロボティクス、生物の知能の基盤となる脳科学・脳型情報処理、身体を通じた実世界とのインタラクションにより生じる知能を追求する身体性認知科学やロボット知能、膨大な情報の海から有益な情報を抽出するような知能情報処理、などがあげられます。ロボットインテリジェンス、神経と脳、ロボットシステム、パターン情報学、ヒューマンインターフェースなどの座学のみならず、ロボット行動プログラミング、リアルワールド認識、ロボットシミュレーション、コンピュータグラフィクスといった演習を通じて学生は上記の項目を体系的に理解できるように工夫されています。

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航空宇宙工学科

情報システムおよび知能システムは、航空宇宙システムを(1)構成する要素として(たとえば、センサ・アクチュエータ系、制御系、知能ロボット等)(2)統括するシステムとして(たとえば、飛行管理システム、航空管制システム、人工衛星運用システム等)(3)設計、開発するためのシステムとして(知的設計支援システム、知的製造支援システム等)、不可欠の役割を担っています。それらの基礎から応用まで幅広く教育と研究を行っています。

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精密工学科

精密工学科の旗印の一つである知的機械の概念の元に、人を支援する機械やシステム作りに関する教育、研究を目指している。
カリキュラムは機械工学、数理科学に主軸を置き、情報工学に関する幅広い知識を得られるよう構成されている。少人数でインタラクティブなプロジェクトベース講義を取り込むことにより、上記の設計を行う基礎力、実践力を培うものとなっている。
4年生から配属される研究室においては、サービスロボティクス、人の状態を検知するセンサから構成されるシステム、人間の感覚情報を模擬するインタフェース、移動ロボティクス、マイクロアクチュエータ等の研究を行っており、世界に例をみない知的機械の実践が可能となっている。

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電子情報工学科

コンピュータをもっと人間に近づける-コンピュータをもっと「賢く」「人に優しく」する-ことはこれからのICT(情報通信技術)の主要テーマです。
電子情報工学科では、コンピューティング技術の根幹から人に優しいインタフェース技術まで、ソフトとハードの両面から体系的に学ぶことができます。また、その基礎となる計算知能(機械学習、探索、推論、音声認識、自然言語処理)やアーキテクチャ(高性能計算、脳モデル)などについても、講義・演習を通してアルゴリズムとプログラミングの基礎からしっかりと学ぶことができます。現代社会を支え、産業の成長を支える情報技術を根幹から学び、社会に役立てたい皆さんの参加を待っています。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「エネルギー」分野に関するものとしては、例えば、スマートエネルギーネットワークシステムの構築を目指して、システムの数理モデル化、それに基づくシステム解析、需要・供給予測手法、分散型制御方式などの研究、センサネットワークの研究などが行われています。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
本学科においては、化学における反応や分離といった知能に基づき、統計解析手法を駆使して化学プラントにおける運転データに埋め込まれた現実のプロセスシステムで起きている現象を抜き出して、プラント制御を行う方法論の構築を行っています。また、医療現場における知能の解析し、その中に存在する暗黙的・経験的な知識や方法論を明示化して、より合理的な医療社会システムの設計を行っています。本学科のカリキュラムでは、講義で基礎知識を身につけるとともに、卒業研究を通して実際の課題に取り組みながら、様々な問題解決に取り組んでいます。

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システム創成学科

アリも社会を作り、サルも道具は作ります。しかし、世紀から世紀へと新たな社会システムを創り出し、地球資源・制度・知識・貨幣など多様なリソースを生み続けてきたのはヒトの知能だけです。ビジネス・科学・政治・・・どんな領域のリーダーになる人にも求められるのは、様々なリソースと相互作用する過程から新しい社会や組織を構想し、その実現のために新たなリソースを再設計し続けるような、進化する知能を持つことです。
最初の火を起こしてから150万年経った今、システム創成学科では、様々なエネルギー・環境技術、コンピュータ技術、そして社会技術などを学習することによって、進化する知能惑星・地球におけるリーダー達の知能を高める教育を目指します。

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社会基盤学科

社会基盤における設計・計画・マネジメントや、政策立案においては、様々な場面で意思決定が必要となります。客観的に対象物や事象を把握し、判断するためには、情報の観測・分析・表現が必要不可欠になります。社会基盤と関連する情報は、構造物の挙動や人の行動、あるいは地形や環境に代表される自然現象など多岐にわたります。スケールも、個別の構造物からグローバルな地球まで、広範囲にわたります。いずれも、現実空間と結びついている情報を対象としていることが特徴となります。そして、これらの情報の計測・分析・表現や、総合的な価値判断に関する教育・研究を行っています。多様な対象を有する学際的な社会基盤学に対して、情報という視点から分野横断的に貢献することを目指しています。

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都市工学科

都市工学科では、様々な都市問題に対処するための知識や技術、具体的な計画立案の方法などを、講義と演習を通じ広く学ぶことができます。
都市工学の中でも、情報は重要なキーワードの一つです.都市の有り様を理解し、問題を解決するには、様々な情報を適切に処理し、そこから問題解決のための方法を考える必要があります。コンピュータによる都市環境のモニタリングや解析、CADによる都市設計、GPSを用いた自動車や歩行者の行動把握、リアルタイムの交通渋滞監視、災害時の避難・救援活動の支援、高齢者や歩行困難者を支援する適切な情報提供など、都市と情報システムの結びつきは密接です。都市工学科では、これらの最新技術の動向を知り、また、演習や卒業論文、卒業設計などで、各種の情報システムを実際に利用しながら、都市問題の解決に取り組むことができます。

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機械情報工学科

機械情報工学科では情報を情報世界に留まらせることなく、実世界と密接に融合させることで新たな地平を切り拓く教育と研究を行っています。人間と計算機を一体化し全体として高度な情報処理システムを実現するバーチャルリアリティやARインターフェース技術、膨大なWeb上の情報を活用した実世界を理解する知能構築、自ら行動することで実世界を理解し情報化するヒューマノイドロボットシステムなどがあげられます。
ロボットシステム、ロボットコントロール、ソフトウェア第一~第三、ロボットインテリジェンス、パターン情報学、ヒューマンインターフェースなどの座学のみならず、メディアインターフェース、イメージプロセッシング、リアルワールド認識、コンピュータグラフィクス、ロボット行動プログラミングといった演習を通じて学生は上記の項目を体系的に理解できるように工夫されています。

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航空宇宙工学科

航空宇宙工学と情報技術には深い関係があります。航空宇宙工学の研究者たちは情報技術の進歩にコンピュータの黎明期より貢献してきました。古くから、航空宇宙システムを実時間で運用するための情報技術や、流れの可視化のための情報技術などにおいて、航空宇宙ならではの独自の成果が積み重ねられてきましたが、現在では、情報技術のあらゆる分野に航空宇宙工学からの貢献が見られます。
たとえば、宇宙機から大量に送られてくるセンサデータから知識を発見するデータマイニング技術などはその一例です。小型無人航空機を情報収集・伝達のメディアとして用いるなどという分野もあります。航空宇宙工学科では、航空宇宙工学を支える情報技術と航空宇宙工学から生み出される情報技術の両方について、その基礎から応用まで、教育と研究を行っています。

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電子情報工学科

電子情報工学科では、我が国の実質GDP成長の約1/3を牽引する情報通信産業 (デジタルコンテンツ、インターネット、モバイルネットワーク、ソーシャルネットワークなど)に直結する技術の教育を体系的に行なっています。カリキュラムは、デジタル回路、コンピュータ(CPU)の原理、プログラミング、アルゴリズム、情報理論、信号処理といった、情報・通信技術の基礎を学ぶことから始まります。その後、画像処理、音声処理、自然言語処理、機械学習などの、コンピュータをより「知的に・高度に」するための基礎理論、プログラミング言語、ワイヤレス通信、インターネットなどの、情報通信技術の「核」をより深く学んでいきます。演習では映像、音声、ネットワークなど実世界とのインタラクションを駆使したソフトウェア、言語処理系など本格的な中規模ソフトウェアの構築法をじっくりと学びます。それらの基礎を学んだ上で、情報・通信を支える基盤技術、斬新なサービスの創出、新しい人間と機械のインタラクション技術、地球規模で解決しなければならない環境やエネルギーなどの諸課題を「スマート」に解決することを目指した研究に加わってもらいます。現在もこれからも、人々の生活を目に見える所で一変させ続ける情報・通信技術を核心から学びたい皆さんのための学科です。

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物理工学科

物理工学科のカバーする情報科学の領域は、20世紀末に新しく生まれた量子情報科学です。量子情報科学とは、量子力学と情報科学の融合分野であり、その中心的テーマは量子もつれ(量子エンタングルメント)と呼ばれる複数量子間での相関です。これは物理工学科が従来から得意としてきた物性物理=複雑量子系物理でも重要なテーマであり、そこでの経験を遺憾なく発揮できるテーマでもあります。物理工学科における半導体量子ドットを用いた量子ビット・量子もつれの実現はその最たる例と言えます。また、物理工学科は光科学にも強みを持ちますが、光を用いても量子もつれ生成・量子演算実現を達成しています。物理工学科では、これらの研究から生まれたテクノロジーを用いて量子コンピューターの実現を目指しています。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「情報」分野に関するものとしては、例えば、情報理論、信号処理、暗号理論、計算アルゴリズム、言語処理、高性能コンピュータアーキテクチャ、五感情報処理、バーチャルリアリティ、脳機能解析とその人間支援システム構築への応用などの研究が行われています。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
本学科は、各要素情報を適切に抽出し、統合することで新しい情報を創造しています。そのため、情報科学に基づく構成論的手法の化学現象への積極的応用が本学科の大きい特徴です。具体的には、電子の情報の抽出、ケモインフォマティクスによる化学データの統合、反応プロセスの統合による工業プロセスの設計、各医療機関からの情報の統合による医療社会システムの設計等が挙げられます。また、これらを実現する人材を育成するためコンピュータやシミュレータを用いた化学演習にも積極的に取り組んでいます。

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システム創成学科

情報技術を学ぶことができる学校、学科はたくさんありますが、情報の価値、情報の活用などを学ぶ場所は限られています。しかし実際の情報システムは、人々を結び付け、ビジネス戦略を創造し実行する企業を動かし、安全で効率的に移動できる交通システムを可能とします。これらのシステムは、情報ネットワークによって形成される動くヒューマンシステムの神経系です。
システム創成学科では、システムにおける情報の役割と、コンピュータを用いたデータ可視化やシミュレーションによる有用な情報の獲得手法などに関する知識、技術を学習し、金融市場であり、生産と消費の場であり、また、学問と研究の場である私たちの社会の潜在ダイナミクスを理解し活用する能力を持った人材を育成します。

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社会基盤学科

社会基盤におけるデザイン・設計・計画の対象は、個々の施設・公共空間から社会制度まで広範です。そこに共通するのは、人々の毎日の日常生活と、数 十年に 一度の非常時(大規模な自然災害や事故)に、同時に向き合っていることです。社会基盤学が主に対象とする都市空間(街路や公園)、交通基盤(鉄道や道路)、水辺環境(河川や海岸)には、いずれも日々の生活を豊かにする機能性や快適さ、美しさが求められると同時に、いざというときに市民の命を護る強靭さが必須です。これら一見相反する要求を一定の構造物や空間やシステムにまとめあげ、都市や国土の風景の骨格をつくっていくことが、他分野と異なる社会基盤のデザイン・設計・計画の特徴です。

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建築学科

建築学科では、建築を作るための技術を学ぶ。しかし技術だけではよい建築を作ることはできない。美しい建築、豊かな環境を生み出すには、適切な課題を発見し、必要な技術を組み合わせ、様々な条件に対応する、目的に適った構想をまとめてゆかねばならない。デザインとは、一つの建築の姿を求め展開するこうした総合する行為のことをいう。
デザインの実習は2年後期にはじまる「設計製図」で行われ、密度高い個別指導が受けられる。「卒業設計」はデザインの学習の総仕上げである。「設計製図」がデザインの実践的演習とするなら、デザインの理論を学習する場が4年に開講する「建築意匠」である。他に関連分野のデザイン演習として3、4年次に「造型基礎」が用意されている。

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都市工学科

都市を構想するためには,多様なスケールで考える訓練が必要です。公園のベンチや駅,学校や住宅などの都市を構成する要素にはじまり,歩き回る程度のスケール,都市全体,広域圏,地球環境全体に至るまで,様々な空間の大きさを同時に考えなければいけません。また,現在の状況を丁寧に把握するだけでなく,未来を見据える方法も重要です。豊かな未来を描くためには,過去の蓄積,すなわち都市の文化も学ばなければいけません。
都市工学科では,2年後期から4年前期までの演習で,空間と時間の様々なスケールを理解し,関連させ,調和させる技術を身につけます。そうした技術を実際に適用していくプロセスにおいて,コミュニティや自治体の関与,法制度のあり方までを統合して構想する,都市のデザイン・設計・計画について学びます。

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機械工学科

機械工学科では,ハードウェア,ソフトウェア,そして人の認知や行動を総合的にデザインできる人材の育成を目指しています。機械工学科が取り組んでいる対象は,皆さんがイメージする典型的な機械だけでなく,ナノスケールのデバイス,環境・エネルギーシステム,医療機器,生活支援など多岐に渡ります。これらを創造するためには,知識を統合して新たな価値を生み出すものづくりの計画,すなわち設計が不可欠です。設計する力を身につけるには,知識の入力だけでなく,実践の場で知識を出力し価値を創造する経験が必要です。そのために,機械工学科では設計に関する講義に加えて,座学で学ぶ知識を活用し自ら発想してものを作り出す創造演習に力を入れています。さらに,人の認知や行動の設計として,人にとって安全で,使いやすく,五感・感性に訴える魅力的なプロダクトを創造するためのデザインに関する教育,研究に取り組んでいます。

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航空宇宙工学科

航空宇宙工学の進歩は人類の活動や知識の限界を拡げることに直接貢献してきました。その一方で、近年、航空宇宙技術の進歩は輸送だけでなく、通信、測位、地球観測などの技術と融合することで、人々の日常生活にも密接に関係するようになっています。実際、航空宇宙工学は様々な専門分野から成り立っていますが、航空機・宇宙機・人工衛星・推進機関といった先端的ハードウエアを設計し、実現させるためには、各分野における先端技術の開発はもちろん、それらを横断的に統合して調和させる能力が求められます。
このような認識に立ち、本専攻では、
(1)未開拓の技術課題や学問領域に挑む姿勢
(2)既存知識や最先端技術を理解し使いこなす知性
(3)異分野の様々な技術を統合して価値を作りだせる能力
(4)大空や宇宙を開拓することへの情熱
を備えた人材の育成、すなわち、『システム統合化能力の育成』を柱とする教育を大切に実践することで、航空宇宙工学分野および関連する科学技術分野の発展に貢献することを努めています。

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精密工学科

君は就職活動を計画できるか?企業の強み研究、自己特徴のアピール、世界経済の情勢、すべてのことを考慮して君は行動する。手順を最適化し、効果を最大にする。これが計画であり、大学では設計として学習する。
論理的思考で君の人生を設計したいなら、精密工学科に来たれ。精密工学科は、ナノ・マイクロ技術を使ってセンサ、モータを構成し、それらをネットワークで結合し、我々が利用するサービスを創出する。このような新しい時代に適う設計を体験しなければ、競争的なグローバル社会に君の能力は通用しない。
精密工学科は、CAD開発の先頭に立ち、一般設計学を提唱し、サービス工学を立ち上げ、常に、時代を切り開く力の根本として、設計を重視して教育している。

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電子情報工学科

電子情報技術は,我々の日常生活を根底から新しい次元に導く変革力を有しています。社会と強く結びついた実用的な技術を生み出す背景には,装置やソフトウェアそのものだけでなく,人々の営みをデザインするセンスが必要です。例えば,安心安全のデザイン。もはや高速高機能の追求だけでなく,安心して電子情報技術を駆使して安全に暮らせる仕組みのデザインが不可欠です。また,人々にとって直感的に使い易い便利なメディアを創造するためには,インタラクションデザインが重要な意味を持ってきます。さらには,商業的プロダクトからメディアアートに至るまで,感性的デザインは社会的に極めて大きな訴求力を有しています。電子情報工学科では,我々の生活に浸透するデザインについて学びます。

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電気電子工学科

おおよそ社会に関わる全ての「もの」「こと」は、それを導く「原理・原則」の上に、しっかりした「デザイン」を施すことで、はじめてその能力を発揮します。例えば携帯電話などの心臓部で馴染みの集積回路は、トランジスタとよばれるスイッチ素子の組み合わせで動作しますが、3年で4倍の爆発的成長の結果、現在10億素子に迫る勢いです。この膨大な数の組み合わせの良し悪しによって、賢い、賢くない装置、ひいては競争力の差が生まれるのです。
電子・情報系では、原子の配列・集積回路・微小電気機械から未来の電力系統・地球環境に至る幅広い分野を押さえ、「そこに潜む原理の探求」と、「最適な結果をもたらす設計手法」を系統的に学びます。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「デザイン・設計・計画」に関係するものとしては、例えば、最適化理論とアルゴリズムの開発,数理計画法,実験計画法、モデリング、システム同定、逆問題、予測手法、最適・ロバスト制御、システムインテグレーション手法の研究などが行われています。
学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
最適な化学システムの設計は一つ一つの構成要素や要素技術の最適化によって実現できるとは限りません。例えば高機能材料設計においては、分子レベル・マクロレベルの構造情報、制御情報、環境への寄与および物質の安全性など、化学の様々な情報を総合的に評価する必要があります。本学科は「分子から地球まで」という化学システム工学的視点に基づき、地球環境問題やエネルギー問題などを解決できるシステムの設計を、化学を基礎として行っています。

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システム創成学科

新材料や工業製品などのモノ、企業や社会システムなどで営まれるサービスなどのコトなどがデザイン・計画・設計され、豊かな社会が構築されてきました。しかしながら、環境・エネルギー問題や食料問題など、現代社会が解決すべき問題は複合問題となり、デザイン・計画・設計すべき対象のモノ/コトは複雑システムとなっています。このような状況では、デザイン・計画・設計を実行する能力を高度化し、複雑システムに対する問題解決能力を高める必要があります。
システム創成学科は、極めて広い視野を持ち、分析的にかつ総合的に複雑システムを計画・設計することができる「創成力」を涵養する教育を重視し、知能と情報を駆使した新しい社会を創成できる人材を育成します。

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機械工学科

機械工学科では,ナノスケールの新しい現象や材料を見出し,それをもとに新しいコンセプト・デザイン・プロダクトにつなげるナノ工学を学ぶことができます。ナノの世界で起こる特異な力学的,熱的,電気的,光学的現象の基礎を理解し,設計・加工・分析・製造技術やシミュレーション技術を習得することで,新領域の開拓や新しい技術の創造に役立つ能力を養います。例えば,卒業研究では,カーボンナノチューブやグラフェン,ナノワイヤーなどの新ナノ材料や超微細加工技術,計測・数値解析技術の研究に加え,それらを活用した超微小電気機械システム(NEMS/MEMS),環境発電素子,放熱・蓄熱システム,超微小センサなどの様々なデバイス研究に携わることができます。このように,機械工学を基礎とし,ナノ工学を活かした最先端の研究に取り組むことで,次世代産業のニーズに合った人材の育成を目指します。

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精密工学科

「ナノ」は「超精密」のことです。
精密工学科では「ナノ」に対して、細胞、半導体などの小さな対象から、電気機器、自動車などの大きな対象までを、超精密に扱うことを、設計、加工、生産、計測のすべての分野において学ぶことができます。特に、加工においては、半導体技術によるナノ・マイクロ加工を使ってセンサ、モータなどを超精密に加工、制御する基礎的な考え方を学び、計測においては、光を利用したナノ・マイクロ計測技術を使って、半導体、自動車などの生産を可能にする手法を理解します。これらの講義、プロジェクト演習をもとに、4年生から行う卒業研究では、ナノに関する研究に参加して、世界的な先端研究を行うことができます。

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電気電子工学科

電子機器、情報処理システムを動かす半導体集積回路や通信システムを動かす光デバイスは、"ナノサイエンス"と"ナノテクノロジー"により実現されてきました。
電気電子工学科では、ナノ技術を応用した次世代電子デバイスの基礎と応用を学ぶことができます。特に半導体、酸化物、有機材料の最先端ナノプロセス、スピン一つを操るスピントロニクス、光を操るナノフォトニック、 ナノ粒子、ナノチューブ、DNAなど微細構造体の自己組織化現象を利用した異種材料融合プロセスなどの分野で世界最先端の研究開発を行っているのが本学科の特徴です。卒論研究では、フレキシブルディスプレイ、太陽電池、メモリなどの次世代デバイスや究極的物性制御などを学びます。

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物理工学科

ナノメートルは10億分の1メートルです。原子のサイズはその数分の一です。つまりナノスケールの物質は原子100個~10000個から構成されています。そこは量子論の世界です。近年、炭素ナノチューブ、フラレンなどのナノ物質が発見され、驚くべき物性で人々を驚かせています。また電子デバイスはナノスケールに突入し、その設計デザインには量子論が必要です。
物理工学科では、量子物理学の基礎に立脚し、そのフロンティアを開拓するとともに、得られた知見に基づいてナノテクノロジーを支えるブレークスルーを創出しています。ナノ世界のサイエンスとテクノロジーを一緒に構築しましょう。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「ナノ・マクロ」分野に関するものとしては、例えば、半導体微細加工や表面検査技術の開発、量子制御手法の提案とその量子通信・量子情報処理への応用、3次元マイクロマシン作製手法の開発とそれに基づく世界最小10ミクロンの遠隔操作ロボットの作成などがあります。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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マテリアル工学科

あらゆる分野で必要とされている高機能デバイスの鍵となる、ナノメータースケールで制御されたナノマテリアルについて学ぶコースです。原子・分子レベルで高度に設計されたナノマテリアルの知識は、燃料電池や太陽電池のようなデバイスを実現する上で不可欠です。キーマテリアルとなる半導体や金属、セラミックス、有機材料などはすべて、マテリアルC(ナノ・機能マテリアル)コースで学ぶ知識なしには生み出せません。マテリアル工学は、物質文明の基礎となるマテリアル全般を研究対象とした、すべての工学の基礎となる分野です。私たちは、学際的な広い視点から人間社会全般の幸福に寄与できる人材の育成を目指しています。
マテリアル工学科の他の2コースと連携して、幅広い見識を養うための教育を実践し、最先端の研究を進めています。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
その中で本学科では、カーボンナノチューブ、金属・酸化物ナノ粒子などの機能性ナノ材料や、ナノ空間を利用した新規反応場の創出に取り組んでいます。物質の移動現象や反応速度、熱の移動等の速度過程に着目し、現象を支配する律速段階の研究からナノ構造の形成メカニズムの理解を進めています。さらに、ナノ材料やナノ空間を一つのパーツとして用いて、より大きな構造体を自己組織的に作製しています。ナノ構造や集積体の構造制御を通して、優れた新規材料を開発しています。カリキュラムでは、その基礎知識を身につけ、卒業研究で実際の課題に取り組むことができます。

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機械工学科

物性とは物質の力学的,熱的,電気的,光学的性質であり,モノづくりの根幹となる知識です。特に,加工・設計・製造との関連を意識して学ぶことによって,開発現場で強力な武器になります。機械工学科では,材料そのものの物性を分子・量子のレベルから理解するとともに,演習で実際にモノに触りながら加工・設計・製造を経験することによって「物性に対する感覚」を養うことができます。また,卒業論文では,物性に関連して,燃料電池や生体内に見られる微小空間での熱流動,軸受や固体接触における摩擦現象,デバイスの信頼性に影響する材料強度,機器の熱設計を決定する伝熱,発電やセンシング技術に関わるエネルギー変換などの幅広い領域で,最先端の研究を行っています。

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航空宇宙工学科

航空機、宇宙機、あるいはその推進器は、超高温、極低温、無重力、高真空、宇宙プラズマ、超高速といった、地上では想定されない苛酷環境に曝されます。
本学科は、こうした極限環境においても高い信頼性や長寿命を有する装置・デバイス、極限的な物性を有する素材やその構造様式、極限環境下で作動する推進器などの研究を通して、これまでにないものの創造を追求し、フロンティアを切り開くことを目指します。

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電気電子工学科

電気電子工学・情報工学を根底から支える材料と物性を学びます。ここで学ぶ材料や物性とは、半導体をはじめ金属、誘電体、磁性体、有機・バイオ材料およびそれらの複合構造やナノ構造などの性質です。これらの材料が示す物性や機能は、エレクトロニクス、情報、通信、エネルギー、環境、バイオ、宇宙技術など、様々な分野におけるデバイスやシステムに利用されており、現代の科学技術体系の根幹の1つを体得することになります。
新しい材料や物性機能の実現は社会を変える技術革新をもたらします。卒論で所属する各研究室では、応用技術とともに知的好奇心に根ざした探索的なサイエンスの視点も大切にしつつ、最先端の研究開発を行っています。

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物理工学科

物性とは、物質の性質を解明・予測する物理学のひとつの学問分野であり、20世紀のテクノロジーと人類の生活を支えてきました。たとえば、電子デバイスと情報処理に依存している私たちの現在の生活は、20世紀初頭の量子力学の発見、その後の固体物理学の勃興、さらには半導体科学と工学の進展、が支えてきました。
物理工学科は明治34年に開設された力学講座に端を発しており、本邦における量子力学の進展の中心に位置してきました。21世紀の科学と工学のフロンティアを形成するためには、基礎に立ち返った物性科学の発展が不可欠です。物理工学科はその研究活動の世界的拠点です。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「物性」に関係するものとしては、例えば、超伝導現象・パターン形成などさまざまな物理現象の数値シミュレーション技術の開発、物理特性を最大限利用した計測・制御技術やデバイス(磁気光学映像法、高速可変焦点レンズ、MEMS音響センサ、Fishbone音響センサ等)の開発などがあります。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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マテリアル工学科

あらゆる分野で必要とされている高機能デバイスの鍵となる、ナノメータースケールで制御されたナノマテリアルについて学ぶコースです。原子・分子レベルで高度に設計されたナノマテリアルの知識は、燃料電池や太陽電池のようなデバイスを実現する上で不可欠です。キーマテリアルとなる半導体や金属、セラミックス、有機材料などはすべて、マテリアルC(ナノ・機能マテリアル)コースで学ぶ知識なしには生み出せません。マテリアル工学は、物質文明の基礎となるマテリアル全般を研究対象とした、すべての工学の基礎となる分野です。私たちは、学際的な広い視点から人間社会全般の幸福に寄与できる人材の育成を目指しています。
マテリアル工学科の他の2コースと連携して、幅広い見識を養うための教育を実践し、最先端の研究を進めています。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
本学科では、エネルギー、環境、材料、バイオ、医療等、幅広い分野を対象としており、ある物質の物性と共に実際におかれる反応場等の環境の影響を取り扱うことが特徴です。講義および実験を通して、流体・固体が有する諸物性について理解を深め、それらにより影響される物質移動・伝熱等の現象を評価することを学びます。さらに研究室では、流体の吸着挙動、分子認識、光・電気 化学的特性などの様々な物性を積極的に応用することや、それらを数理モデル化し、評価することで新たな材料設計指針を提案することを行っています。

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都市工学科

水,土壌など都市生活に欠かせないものの多くは,バイオプロセスにより維持されています。また,都市において感染症を防ぐための技術も我々の専門領域です。都市工学科では,環境微生物工学,環境公衆衛生,国際環境公衆衛生といった講義群でこれらを学び,水環境学や水質変換工学,上下水道システム、環境工学実験演習といった講義群のなかで、都市の基盤施設である上下水道施設やさまざまな廃水・廃棄物処理設備,さらには都市の環境を構成する河川,湖沼,土壌,内湾などのフィールドでの活用を学びます。
研究においては,バイオテクノロジーを用いた高度な処理技術の開発や,下水に含まれるコロナウイルスを調べて感染状況を把握するなど,社会へ貢献する技術に取り組んでいます。さらには途上国における環境・衛生問題の解決まで,環境をまもるために先端的なバイオ技術を活かしていくことも,都市工学の役割の1つです。

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機械工学科

機械工学科では,マイクロ~ナノスケールの物理現象や生命現象の理解を通じて,機械工学を基礎とした新しいバイオテクノロジーや医療技術を創造することを目指しています。そのため,バイオエンジニアリング,生体機械工学,神経と脳,医療工学,生体システム工学,創造設計演習などの講義・演習を通してバイオ・メディカル分野における機械工学の体系を学びます。卒業論文では,手術ロボットに代表される革新的な診断・治療技術の研究をはじめとし,患者自身の軟骨組織や血管を再生させて治療を行う再生医療や,細胞・DNA分子のマニピュレーションによる細胞の機能制御や1細胞・単分子解析技術に関する研究などに取り組みます。さらには,マルチスケール数値シミュレーションに基づく生体挙動の可視化などの研究により医工連携の最先端に携わることができます。

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機械情報工学科

機械情報工学科では、人間の理解や支援という立場から、高度な機械技術や情報 技術を礎にして、バイオ分野やメディカル分野に貢献しています。生物の仕組 み、例えば超高感度な昆虫や犬の嗅覚センサー、効率的な脳の情報処理や筋肉の 動き、細胞の自己修復システムなど、工学者が学ぶべき点は多くあります。
本学科では、様々な生物学的な実験手法を用いて、細胞からヒトまで、また、遺伝子から行動まで、脳の情報処理方法や生体メカニズムをマルチスケールで研 究しています。これらの生物学的な知識から工学的に再構築された生体組織や機 構は、次世代のロボット知能として革命を起こすと期待されています。
また、ロボット技術と情報技術は、革新的なバイオテクノロジーの開発にも必要 不可欠です。実際に、治療を支援する知能機械や、再生医療、組織工学などを駆 使したサイボーグ工学、高齢者や障害者の日常生活や社会参加の支援する新しい 福祉環境の実現のための医療用ロボット、マイクロ・ナノデバイスを含むバイオ メディカルデバイスが開発されています。

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精密工学科

精密工学科での「バイオ・メディカル・生命・科学」の取り組みは、細胞操作、微小な生体液や微小な生体組織を物理的に精密操作し、生体のさまざまな活動を「測る」「識る」「制御する」生体工学技術を学びます。
本学科では微小な生体のさまざまな活動を計測するセンサ技術、また微細な診断治療支援分野や細胞培養制御へのロボティクス・メカトロニクスの応用、さらに種々のセンサ情報からの疾患診断、疲労度や快適性の推定手法などの研究がおこなわれています。これらの先進的な研究活動の知見をもとに、精密工学科では生体に関するミクロな現象を観測、制御し、マクロな生体現象を認識、制御する工学を俯瞰的に学ぶことが可能です。

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電気電子工学科

電気電子工学科では、「生命」を知り、「生命」を生かすためのエレクトロニクスを学ぶことができます。
電気電子回路、情報通信、コンピュータを学ぶことで、電気システムとしての人体や、脳について理解を深めることが出来ます。また医療検査や診断機器の基礎となる、センサ、制御工学も講義されています。さらに、"DNA"や"光合成"を究極の微小メモリ、自然が創造した太陽電池と捉えて、バイオシステムの機能、動作原理をエレクトロニクス、物理的視点で理解するための基礎と専門科目を学べる点が本学科の特長です。卒論で所属する各研究室では、先端電子・光工学技術を用いたバイオ・メディカル研究、生体機能を模倣したセンシング、情報処理技術に関する研究を行っています。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「バイオ・メディカル」に関係するものとしては、例えば、脳の数理モデリング、数理モデルに基づくテーラーメイド前立腺癌治療、DNAのデータからの進化系統樹推定、人工触覚システム、生物模倣センサ、Brain-Computer Interface、バイオデバイスなどの研究があります。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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マテリアル工学科

失われた身体の機能を代替する人工臓器や、副作用を起こさずに患部にのみ薬を運ぶ人工ウィルスのような、私たちの命と健康を守るバイオマテリアルについて学ぶコースです。新しいバイオマテリアルの創製のために、基礎知識としての各種材料学や物性評価法の他に、バイオ界面工学など生命化学や各種境界領域にも踏み込んで学べます。
マテリアル工学は、物質文明の基礎となるマテリアル全般を研究対象とした、すべての工学の基礎となる分野です。私たちは、学際的な広い視点から人間社会全般の幸福に寄与できる人材の育成を目指しています。マテリアルA(バイオマテリアル)コースは、マテリアル工学科の他の2コースと連携して、幅広い見識を養うための教育を実践し、最先端の研究を進めています。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。iPS細胞、抗体医薬、癌ワクチン、siRNA、臓器再生、医療の分野では多くの革新的な基盤技術が発見されつつあります。しかし、一つ一つの技術だけでは複雑な生体システムの機能の制御することはできません。また、医療システムに関する研究も行っており、様々な視点・スケールから物事を捉える化学システム工学のアプローチは、バイオ・メディカル分野において大きな役割を果たすことができます。当学科では上述したような取り組みおよび人材育成により社会に貢献したいと考えています。

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化学生命工学科

化学生命工学科におけるバイオ・メディカルの鍵は「分子」であり、あらゆる生命現象を分子レベルで解き明かし、それらを基盤とした生命科学によって、新規の機能性分子をデザインし、化学の力を借りて全く新しい生命システムを創成することを目指しています。様々な生命現象を、分子レベル・化学反応レベルで説明するために、バイオテクノロジー、分子生物学、生命化学演習、生命工学実験などの専門科目について本学科の教員が本格的に教育を行っています。
遺伝子発現の制御、細胞内外の情報伝達、生合成や代謝など、複雑な生命システムを分子レベルで解き明かす時、初めて発生や分化、脳の神経回路、免疫システム、疾患などの複雑かつ精妙な高次生命現象を説明することができます。自然に学び、それを凌駕する生命システムの創造と応用こそが本学科の究極の目標です。

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都市工学科

都市工学科では、都市および地球規模での環境問題の理解と解決へ向けた化学に関する知識を身につけることができます。環境水質化学、大気環境学、水環境学、環境反応論といった講義では、化学の基礎的知識を学びながら環境問題を理解し、さらに地球環境工学、水質変換工学、上下水道システムといった講義では、化学を応用した環境技術や化学の知識に基づいて設計された社会制度について学びます。さらに都市環境工学コースでは、3年次の週2日の環境工学実験演習において、環境分析、環境調査、さまざまな水処理実験を行い、環境問題に携わる技術者や公務員として活躍するために必要な専門的知識を身につけることができます。卒業研究および大学院進学後の研究においては、化学分析に基づく国内外の環境汚染の実態把握、健康および生態系へのリスク評価、化学を応用した浄化技術の基礎的検討から現場への適用に関する研究まで、幅広く取り組んでいます。

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電気電子工学科

デバイス高機能化の鍵は材料であり、化学の知識をフル活用したものづくりが競争力の源です。青色発光ダイオードは、GaN結晶の成長技術が開発されて初めて実用化されました。
電気電子工学科では、太陽電池、LED、超高速かつ低消費電力の情報処理回路、情報記録の概念を一新するスピンエレクトロニクス素子など、革命的なデバイスの実現を目指して、高品位な材料の作製・評価技術が研究されています。学生は、固体物理の基礎をしっかりと学んだうえで、化学的な原理に基づいた材料作製技術を身につけることができます。電気電子工学科の材料・デバイス関連研究室・共同利用クリーンルームには、世界最先端の結晶成長装置やデバイス作製・評価設備が勢ぞろいしており、研究設備の充実度は世界中の大学と比べても最高クラスといえます。このような環境を活かして、材料開発からデバイス作製までを一貫して行えるのは、電気電子工学科ならではの特徴です。
また、本学科では、世界をリードする有機半導体デバイスの研究が行われています。世界でも珍しい有機半導体デバイス専用のクリーンルームを駆使して、自在に曲がり、生体・医療への応用が可能なデバイスの実現を目指しませんか。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「化学」に関係するものとしては、例えば、化合物の形からその機能を予測する手法の開発、化学プラントなどのシステムのモデリング技術の開発、「化学集積回路」(化学ICチップ)の基盤技術の開発などがあります。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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マテリアル工学科

失われた身体の機能を代替する人工臓器や、副作用を起こさずに患部にのみ薬を運ぶ人工ウィルスのような、私たちの命と健康を守るバイオマテリアルについて学ぶコースです。新しいバイオマテリアルの創製のために、基礎知識としての各種材料学や物性評価法の他に、バイオ界面工学など生命化学や各種境界領域にも踏み込んで学べます。
マテリアル工学は、物質文明の基礎となるマテリアル全般を研究対象とした、すべての工学の基礎となる分野です。私たちは、学際的な広い視点から人間社会全般の幸福に寄与できる人材の育成を目指しています。マテリアルA(バイオマテリアル)コースは、マテリアル工学科の他の2コースと連携して、幅広い見識を養うための教育を実践し、最先端の研究を進めています。

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応用化学科

応用化学科では、化学を基礎として工学部がキーワードに掲げる多岐の分野(環境・エネルギー・情報・ナノ・物性・バイオ等)にわたる基礎・応用研究を展開しています。
我々のキーワードは「化学」です。卓越した研究者、技術者を養成するカリキュラムに沿って、3年次までに基礎学力と高度な専門知識を獲得し、4年次の卒論研究では実践的能力を養います。具体的には、光機能性材料の開発、新エネルギー開発、半導体製造の基盤ナノ技術開発、超伝導材料開発、新規物質の物性開拓、1分子生物学、
マイクロシステム化学、環境保全のための触媒化学、自己組織化による物質創成、次世代高分子材料の開発、情報化学などの研究が行われています。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
当学科では、「化学」を基盤として現実社会の課題(環境、エネルギー、安全・安心、医療など)をリアルタイムで解決するための教育・研究を行っています。研究対象は基礎化学から実社会における化学まで幅広く、化学反応(環境汚染物質の生成・燃焼反応・触媒反応など)の基礎的理解、新素材(触媒・電池・先端ナノ材料など)の開発とデバイス作製、情報科学を駆使した化学製品製造支援システムの開発や、社会における化学製品の循環など、様々な視点から課題解決に取り組んでいます。

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化学生命工学科

化学生命工学科における化学の鍵は「有機化学」であり、"分子"に関する学問、有機合成化学・機能分子化学・高分子化学など「有機分子」を共通のキーワードとして化学に関する教育・研究を本格的に行っております。
有機化学I~IV、高分子化学I、II、分子集合体化学などの専門科目は化学生命工学科の教員から直接授業を受けることができ、さらに有機化学実験・演習を通して学んだ知識を実践する実用性の高い教育を行っております。生命科学および化学について両方の基礎と専門を幅広く学べる唯一の学科です。
本学科は医療・創薬分野だけではなく、環境・エネルギー関連分野の先進材料において活躍する新しい有機機能性分子を創製し、持続可能な人類社会に貢献することを目的としています。

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社会基盤学科

社会基盤学科では、国土・地域・都市を対象に、的確に社会問題を発見、診断、解決し、将来ビジョンを提示できる人材の育成を目指しています。そのため、まず、社会システムを理解するための基礎理論、社会基盤整備に関わる合意形成手法、将来ビジョンを達成するための公共経営戦略、社会制度や規制を適切に導入・運営するための政策等に関わる多様な講義を提供しています。また、都市・地域の高度なプランニングやマネジメントを行えるセンスと技術とを身につけることを目的として、実例を用いた演習を多数提供しています。さらに卒業研究プロジェクトでは、マネジメント、都市と交通、国際プロジェクトの研究グループを中心に、具体的な社会問題をテーマとした研究指導を展開しています。

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都市工学科

都市について深く考えることは、この社会について広く考えることです。
都市工学科では、少子高齢社会、低炭素社会、情報社会、国際社会、格差社会など、現代の多様な社会情勢を背景とした複雑な都市問題および環境問題に対して、問題の本質を見極め、それを解決するための複数の手段を考案し、選択/実践していくための体系的な知識と技術を習得できるように、分野別の専門講義と分野統合の総合演習から構成される特徴的なカリキュラムを提供しています。
広域、都市、地区など多様なスケールを対象として具体的な計画技法を学ぶ総合演習、市民参加型のまちづくりの現場の見学実習、都市工学に関する技術者倫理教育などを通して、都市を認識し、分析し、構想し、創造する力を身につけた、都市の「スペシャリスト」から社会の「ジェネラリスト」まで、幅広い人材を育成しています。

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機械情報工学科

都市機能、企業、行政、サービスなどは、人や活動やインフラを情報で結び、意 思決定しアクションを起こしていく統合システムであり、大規模な知能ロボットシステムとみなすことができます。このように、社会システム全体を知的な情報システムと捉えて統合設計することで、新しい価値を創造し、あるいは効率化する考え方を「ソーシャルICT」と呼びます。ものづくりにおいては、先端技術をそのまま提供するのでなく、実際に使うユーザの価値観や使いやすい仕組みまで含めて全体設計することを意味します。機械情報工学科では、実世界、人、情報が三位一体となったシステムに関する教育と研究を推進してきました。ロボットはその代表例ですが、新しい展開としてソーシャルICTに取り組んでいます。上記三分野の基礎教育に加えて、産業界、経済界、行政、海外等との密な連携により社会システム変革を実現していく研究も推進していきます。この中で、学生諸君がグローバルな視野や実社会の様々なコミュニティに触れる機会も豊富に用意されます。

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航空宇宙工学科

航空機は高速輸送手段として、宇宙機は通信、観測などを通じて、現代社会に欠かせない技術です。人類の生活向上への貢献に加え、我が国の製造業の新たなを牽引役として航空宇宙産業は期待されています。技術的には、航空宇宙は多くの分野の統合であり、世界的な競争と連携の下で推進されます。そして、安全性、信頼性を確保するための確固とした制度の下で社会への実装が行われます。そのために、国内外の企業、行政機関、研究機関と連携を組み、産業化の推進、環境問題の解決、航空機運航や空港等における混雑緩和など、社会に貢献できる研究を遂行しています。さらに、研究のみならず、行政、産業で国際的に幅広く活躍できる航空宇宙分野の人材育成も行っています。

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電子情報工学科

情報通信技術は,汎用技術(General Purpose Technology)になりつつあります。特定の生産物に関連する技術ではなく、さまざまな経済活動において利用され、非常に広い関連分野を擁する技術です。すなわち、環境、都市、農業、資源、流通、土木、医療、教育といった産業を抜本的に変革し、産業構造、経済構造、社会構造までをも大きく変えていく力を秘めた技術です。極論すれば、情報通信技術の最終目的は、持続的な成長が可能な新たな国づくりを行っていくことにあります。 現在の世の中のあり方は過渡的なものであるというマインドでもって、新しい産業、社会制度、技術の確立を目指すことも電子情報工学科のミッションです。

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電気電子工学科

東日本大震災により、人間はエネルギーと情報ネットワークの大切さを改めて痛感しました。社会全体を人の体に例えるならば、エネルギーのネットワークは血液循環に相当し、情報のネットワークは神経網に相当するといえるでしょう。したがって、エネルギーと情報のネットワークはサステナブルな社会に必須の構成要素です。電気電子工学科では、電子情報工学科とも連携しつつ、エネルギーと情報のネットワークを健全な状態で守り、更には発展させていくための教育・研究を進めています。例えば、情報とエネルギーのネットワークを複合的に用いて、安心安全で豊かな高齢化社会や低炭素社会を実現するスマートグリッドの最先端技術について学ぶと共に、多様な技術の社会・ 制度・政策との関わりについて学べます。

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計数工学科

科学技術の基幹たる「普遍的な原理・方法論」を目指して! これが計数工学科の目指すところです。この「普遍的な原理・方法論」の研究は、個別の分野の研究と不可分の関係にあり、計数工学科では、「普遍的な原理・方法論」の研究とともに、様々な分野の研究が行われています。
「社会」に関係するものとしては、例えば、金融工学のための時系列解析法や数値計算法の開発、社会ネットワークに潜む関係の発見手法の開発,感染症等の伝搬の数理モデリング、「持続可能な社会システム」の実現を目指した、計測・予測・制御が一体化したグローカル制御システム理論の構築などがあります。学科のカリキュラムでは、講義で「普遍的な原理・方法論」の基礎を身につけ、卒業研究を通して、原理・方法論を発展させたり、実際的問題の解決に取り組みます。

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化学システム工学科

化学システム工学科では分子から地球に至る各スケールでの化学現象の解析・制御と、それら構成要素のシステム化・設計に重点を置く、化学システム工学の方法論を身につけることができます。
当学科では、地球温暖化問題、砂漠化問題、ライフサイクルアセスメント、医療システム等の様々な社会設計に関わる課題について、地球全体から原子・分子レベルまでの様々なスケールで多面的に取り組んでいます。それを支えているのは化学システム工学と高度な専門知識・技術です。当学科ではカリキュラムを通して化学システム工学と高度な専門知識を身につけることができ、部分と全体をバランス良く見渡すことのできる「スペシャリストでジェネラリスト」に成長することができます。

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システム創成学科

現代社会は高度に知能化・情報化した複雑社会を形成しており、環境・エネルギー問題、南北問題、食料問題、金融問題などの社会問題は、様々な問題要素が絡み合った複合問題となっています。すなわち、現代社会では、複合問題に対して科学的に分析を行い、解決策となる産業創出、政策立案ができる能力を備えた人材が要望されます。
システム創成学科では、理系、文系を超えた技術系の経営/政策エリート(エグゼクティブエンジニア)を、魅力ある社会をデザインできる人材として育成します。そのために、力学、設計、プログラミングなどの従来の工学教育だけでなく、企業経営、経済学などの教育科目をバランスよく配備し、現実社会における問題に対する対応力を少人数のプロジェクト演習によって涵養する教育プログラムを実践しています。

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