運営会議メンバー
石田 哲也 ISHIDA Tetsuya
大学院工学系研究科 副研究科長
社会基盤学専攻 教授
主な担当
・評議員
・学術担当
・学術戦略室長
・社会連携・産学協創推進室長
研究概要
石田研究室では、コンクリートという社会的材料を用いた社会基盤施設(インフラ)を通じて、持続的な社会の発展に貢献することを基本理念としています。今日、インフラの寿命推定や維持管理の戦略策定、性能設計・地震防災、および環境に寄り添ったインフラ整備が急務な課題となっています。これらの複数の要求に応えるために開発を進めているコア技術が、物質・材料・構造を統合するセメント材料と鉄筋コンクリート構造のマルチスケール解析システムです。さらに現在では、発展著しいデジタル技術とシミュレーション技術を融合した、全く新しいインフラの設計・施工・維持管理技術の開発や、カーボンニュートラル時代のニーズに合致する画期的なコンクリート材料の開発に取り組んでいます。
略歴
- 1994年3月
- 東京大学工学部土木工学科 卒業
- 1996年3月
- 東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻修士課程修了
- 1999年3月
- 東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻博士課程修了 博士(工学)
- 1999年4月~2002年1月
- 東京大学大学院工学系研究科 助手
- 1999年9月~2001年9月
- 日本学術振興会 海外特別研究員
Department of Civil Engineering, University of Toronto - 2002年1月~2003年10月
- 東京大学大学院工学系研究科 講師
- 2003年10月~2007年3月
- 東京大学大学院工学系研究科 助教授
- 2007年4月~2013年7月
- 東京大学大学院工学系研究科 准教授
- 2013年8月~現在
- 東京大学大学院工学系研究科 教授
主な受賞歴
-
土木学会論文賞(2001年、2004年、2007年、2013年、2016年)
-
土木学会吉田賞論文部門(1999年、2010年)
-
土木学会出版文化賞(2010年)
-
土木学会技術開発賞(2015年)
-
日本コンクリート工学会論文賞(1996年、2003年、2012年、2021年)
-
日本コンクリート工学会技術賞(2017年)
-
fib Awards(2001年)
-
IABSE PRIZE(2009年)
主な論文
-
Multi-Scale Modeling of Structural Concrete (2008), K. Maekawa, T. Ishida and T. Kishi, Taylor and Francis.
-
Motohiro Ohno, Maxime Pierre, Koichi Imagawa, Tetsuya Ishida: Simulation and learning-driven design for architected cement-based materials, Journal of Building Engineering, 65, 105768, https://doi.org/10.1016/j.jobe.2022.105768
-
Tetsuya Ishida and Tiao Wang: Future of multiscale modelling of concrete-Toward a full integration of cement chemistry and concrete structural engineering, RILEM Technical Letters, 2018, Vol.3, 17-24, DOI: 10.21809/rilemtechlett.2018.60
-
Tetsuya ISHIDA, Prince O'Neill Iqbal and Ho Thi Lan Anh: Modeling of chloride diffusivity coupled with non-linear binding capacity in sound and cracked concrete, Cement and Concrete Research 39 (2009) 913-923
-
Tetsuya Ishida, Toshiharu Kishi and Koichi Maekawa: Enhanced modeling of moisture equilibrium and transport in cementitious materials under arbitrary temperature and relative humidity history, Cement and Concrete Research 37 (2007) 565-578