運営会議メンバー
津本 浩平 TSUMOTO Kouhei
- 大学院工学系研究科 副研究科長
- バイオエンジニアリング専攻/化学生命工学専攻 教授
主な担当
・教育・国際担当
・国際工学教育推進機構長
研究概要
生命現象は、高度に組織化された、特異的分子間相互作用によって構成されています。 このような相互作用の本質について、物理化学、計算科学なども含めた多角的な解析によって紐解くとともに、得られた知見を基にした高機能かつ優れた物性を持つ機能性分子種の開発や特定の分子間相互作用を制御する分子種(創薬モダリティ)の探索と設計を行っています。また、生命の金属元素戦略の理解およびその制御を目指した「生命金属科学」研究、「バイオ医薬品開発」に関する工学的アプローチ、疾病関連蛋白質群の分子マシーナリーの解明と創薬基盤の構築を進めています。
略歴
- 1991年3月
- 東京大学工学部工業化学科 卒業
- 1993年3月
- 東京大学大学院工学系研究科工業化学専攻修士課程 修了
- 1995年7月
- 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻博士課程 中途退学
- 1997年4月
- 博士(工学)取得(東京大学)
- 1995年8月~2001年7月
- 東北大学大学院工学研究科生物工学専攻 助手
- 2001年8月~2002年9月
- 東北大学大学院工学研究科生物工学専攻 講師
- 2002年10月~2005年2月
- 東北大学大学院工学研究科生物工学専攻 助教授
- 2005年3月~2010年4月
- 東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻 助教授・准教授
- 2010年5月~現在
- 東京大学医科学研究所疾患プロテオミクスラボラトリー 教授
- 2013年4月~現在
- 東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 教授
- 2018年4月~現在
- 東京大学大学院工学系研究科 医療福祉工学開発評価研究センター センター長
- 2019年4月~2020年3月
- 東京大学総長補佐
- 2020年4月~2023年3月
- 東京大学大学院工学系研究科 研究科長特別補佐
- 2021年4月~現在
- 東京大学総長特任補佐(研究力強化・産学協創)
- 2023年4月~現在
- 東京大学大学院工学系研究科 副研究科長(教育・国際)
主な受賞歴
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日本化学会生体機能関連化学部会講演賞(2000年)
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日本生化学会奨励賞(2002年)
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第8回 日本学術振興会賞(2012年)
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JB論文賞(2015年、2019年)
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第34回 独創性を拓く先端技術大賞 (2021年)
主な論文
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Structure and role of the linker domain of the iron surface-determinant protein IsdH in heme transportation in Staphylococcus aureus. Valenciano-Bellido S, Caaveiro JMM, Morante K, Sushko T, Nakakido M, Nagatoishi S, Tsumoto K. J Biol Chem, 2022; 298, 101995.
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Molecular basis for the activation of actinoporins by lipids. Caaveiro JMM, Tsumoto K. Methods Enzymology, 2021; 649, 277-306.
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Thermodynamic Dissection of Potency and Selectivity of Cytosolic Hsp90 Inhibitors. Yoshimura C, Nagatoishi S, Kuroda D, Kodama Y, Uno T, Kitade M, Chong-Takata K, Oshiumi H, Muraoka H, Yamashita S, Kawai Y, Ohkubo S, Tsumoto K. J Med Chem. 2021; 64, 2669–2677
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Antibody Affinity Maturation by Computational Design. Kuroda D, Tsumoto K. Methods Mol Biol. 2018;1827:15-34. doi: 10.1007/978-1-4939-8648-4_2.
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Structural basis for binding of human IgG1 to its high-affinity human receptor FcγRI. Kiyoshi M, Caaveiro JM, Kawai T, Tashiro S, Ide T, Asaoka Y, Hatayama K, Tsumoto K. Nature Commun. 2015; 6:6866.
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Hyperthin nanochains composed of self-polymerizing protein shackles. Matsunaga R, Yanaka S, Nagatoishi S, Tsumoto K. Nature Commun. 2013;4:2211.
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Role of arginine in protein refolding, solubilization, and purification. Tsumoto K, Umetsu M, Kumagai I, Ejima D, Philo JS, Arakawa T. Biotechnol Prog. 2004 Sep-Oct;20(5):1301-8.