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応用化学専攻 谷口健人さん(D2)がThe 16th International Congress on Catalysisにおいて Young Scientist Prize を受賞されました

 

2016年7月8日、応用化学専攻 谷口健人さん(D2)が、The 16th International Congress on Catalysisにおいて、Young Scientist Prize を受賞されました。
 

 

 

<受賞された研究・活動について>
N-置換アニリンは幅広い分野で用いられる重要な化合物であり、その新しい合成手法の確立は、今なお重要な研究課題です。
今回、アルミナ担持金パラジウム合金ナノ粒子触媒 (Au-Pd/Al2O3) が、(1) 空気中の酸素を水素アクセプターとして、シクロヘキシルアミンを原料にN-シクロヘキシルアニリンを合成するタンデム型脱水素芳香環形成反応、および (2) スチレンを水素アクセプターとして、シクロヘキサノンとアミンを原料に種々のN-置換アニリンを合成する脱水素芳香環形成反応、のいずれの反応に対しても高い活性を有することを明らかにしました。これらの反応は、新たなN-置換アニリン合成法として期待されます。

 

<今後の抱負・感想>
この度の受賞を大変光栄に思います。研究のご指導を賜りました水野教授、山口准教授、金博士ならびに研究室の皆様に感謝いたします。今回の受賞を励みに、今後もより一層研究に取り組んでいきたいと思います。