プレスリリース

東京大学原子炉「弥生」の高濃縮ウラン燃料を米国に返還 ~弥生廃止措置活動の大きな進展~


国立大学法人東京大学大学院工学系研究科原子力専攻(以下「原子力専攻」という。)は、2018年8月に日米共同声明として公表された「弥生の高濃縮ウラン燃料を2022年3月末までに米国に返還する」という約束を達成し、日米協力の成果となる形で世界の核不拡散・核セキュリティの強化に貢献することができました。本成果は、2022年5月23日に行われた岸田首相とバイデン大統領の日米首脳会談において公表されました。

本プロジェクトは、3年以上の準備期間を要し、国内の関係省庁及び機関等と連携するのみならず、米英両国と連絡を取りながら進めました。原子力専攻は、高度な技術的専門性を活用し、長年の原子炉運転に裏付けられた経験を活かして、このプロジェクトを完遂いたしました。

<本プロジェクトに関すること>
東京大学 大学院工学系研究科 原子力専攻事務室
所在地:茨城県那珂郡東海村白方白根2-22
Tel: 029-287-8402
E-mail: tokaijimu@tokai.t.u-tokyo.ac.jp

<報道に関すること>
東京大学 大学院工学系研究科 広報室
Tel: 03-5841-0235 
E-mail: kouhou@pr.t.u-tokyo.ac.jp


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