プレスリリース

東京大学、サイントル株式会社(本社:東京都文京区 社長:佐藤 泉)他、「長崎モデル」によって実現する新たな避難所のかたちの実現に向け、 実証実験を長崎市伊王島で実施

 

国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(所在地:東京都文京区、研究科長:染谷隆夫、以下「東京大学」)とサイントル株式会社 他は、2021年6月に東京大学他産学官7者(*) にて締結した「災害時避難所等生活支援機器・システムの開発・実証・実用化に関する協定書」に基づき、実証実験を実施いたしました。

 

 

 

■長崎市における2度目の実証実験
2021年12月9日~10日、災害時に実際の避難所として使用される長崎市の施設「伊王島開発総合センター」にて実証実験を行いました。伊王島を長崎県に多くある「離島」の一つと想定して、より厳しい環境で、また被災者50人を想定したセンサー50セット(1名の避難者で3種類のセンサーを使用)の同時接続試験など、来年度以降で早期の実用化に向けた数多くの検証を行いました。
実証実験には長崎市の職員も多数見学に訪れ、体に装着する各種センサーの体験や、災害時に支援を行う長崎リハビリテーション病院との遠隔モニタリングの視察などを通じ、社会実装に向けた活発な議論も行われました。
東京大学およびサイントル株式会社は、災害時における日常生活機能の破綻による生活不活発病および災害関連死を予防し、避難所生活等からの早期自立、早期復興を目指すために、リハビリテーション支援の観点から、効率的かつ有効な機器・システム開発・実証そしてその実用化を目指し、今後も協定を締結した7者と連携して安心・安全な社会の実現に貢献してまいります。

 
(*):協定7者(長崎市・国立大学法人長崎大学情報データ科学部、国立大学法人東京大学大学院工学研究科・長崎災害リハビリテーション推進協議会・一般社団法人是真会・株式会社長崎ケーブルメディア・サイントル株式会社)


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