若手研究者紹介:髙谷 雄太郎 准教授

2026/10/20
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髙谷 雄太郎

准教授 システム創成学専攻|所・高谷研究室 

 

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経歴

2012年に東京大学大学院にて博士号を取得。その後、産業技術総合研究所および海洋研究開発機構などで博士研究員を務める。2015年から2021年まで早稲田大学理工学術院に所属し、助教、講師(任期付)、主任研究員(研究院准教授)を務め、2021年4月より現職。

 

 

研究について

 

私たちの社会は、さまざまな天然資源を利用することで成り立っています。しかし同時に、資源の大量消費や、採掘・利用・廃棄に伴う環境汚染、二酸化炭素の排出など、多くの問題を抱えています。こうした課題を解決するためには、限りある資源を有効に活用するとともに、資源利用に伴う環境への負荷をできる限り小さくすることが重要です。

私の研究では、「資源循環」と「環境保全」を主要なテーマとして、天然の鉱物資源から使用済み製品、産業廃棄物に至るまで、幅広い対象を扱っています。例えば、使用済みリチウムイオン電池から有用な金属を回収する技術、産業廃棄物を利用して二酸化炭素を固定する技術、鉱山から発生する排水を低コストで処理する技術などの開発に取り組んでいます。これらは一見すると異なる研究課題ですが、物質の持つ性質を理解し、それを有効に活用することで、資源や環境に関わる問題を解決しようとする点で共通しています。

研究の面白さは、既存の技術や原理であっても、その使い方や組み合わせを工夫することで、これまで難しかった資源回収や環境浄化を実現できる可能性があることです。例えば、化学反応を利用するだけでなく、粉砕や分離といった物理的な操作を適切に組み合わせることで、処理に必要な薬品やエネルギーの消費を抑えられる場合があります。

このように、個々の技術の性能向上だけでなく、プロセス全体の構成や操作条件を工夫することで、より効率的で環境負荷の小さい技術の実現を目指しています。

 

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今後の展望・抱負

 

私が研究を始めたきっかけは、地球温暖化をはじめとする地球規模の環境問題の解決に貢献したいと考えたことでした。二酸化炭素の回収・貯留(CCS)に関する研究から出発し、現在では資源循環や環境浄化などへと研究領域を広げてきましたが、その根底にある問題意識は一貫しています。地球環境の保全と持続可能な資源利用を実現するためには、特定の技術や学問分野にとらわれず、多様な視点から課題に取り組むことが重要だと考えています。

今後も、研究対象や手法をあらかじめ限定することなく、さまざまな分野の知見を柔軟に取り入れながら、環境・資源問題の解決に資する研究を展開していきたいと考えています。

 

 

オフショット ―研究者の素顔を紹介―

 

学生時代にはラグビーや格闘技に取り組んでいました。現在も、時折ジムに通って筋力トレーニングに励んでいます。

 

 

関連URL

 

所・高谷研究室:https://webpark2254.sakura.ne.jp/ 

 

 

※所属・職位は取材当時のものです。