共有
前の記事
← 2025年度 研究科長表彰について2026年3月18日、電気系工学専攻 山中 涼雅さん(M1)が日本音響学会 第31回(2025年秋季研究発表会)学生優秀発表賞を受賞されました。

日本音響学会 第31回(2025年秋季研究発表会)学生優秀発表賞
将来の音響学の発展を担う若手研究者を奨励するため、春季又は秋季研究発表会において優秀な発表を行った学生会員に贈呈される賞です。
受賞された研究内容・活動について
近年の外国語学習では、発展する話者変換技術を用いて、個人に最適化された音声教材を用意する試みが行われており、我々は、学習者が発話する際に常に聞いている「自己聴取音」を用いることを検討しています。本研究では、一般的に録音音声とは聞こえ方が異なる「自己聴取音」を推定するための、新たな手法の効果を検証しました。
自己聴取音は、空気を伝わる「気導音」と、体内を伝わる「体内音」の足し合わせと考えられ、従来は、体内音を代表する耳や喉の骨導音を個別に録音し、それらを合成して模擬していました。今回の研究では、体内の振動が外耳道の内壁を震わせ、耳の中に音として表出することに着目し、この振動音を測定することで、より直接的に体内音を捉えることを試みました。その結果、一部の被験者において既存手法より高い精度で自己聴取音を再現できることが確認され、より簡易な測定機器構成でも自己聴取音の推定が可能である可能性が示唆されました。
今後の抱負・感想
このような賞をいただき、大変光栄に存じます。本研究の遂行にあたり、多大なるご指導・ご協力をいただきました指導教員の峯松 先生、齋藤 先生、ならびに研究室のメンバーの皆様に深く感謝申し上げます。学部時代より継続して取り組んでいる「自己聴取音を用いた外国語学習」について、本研究の成果も踏まえてさらに検討を深め、新たな学習のあり方を提案できるよう、今後とも研究活動に邁進してまいります。
本件に関連する記事はこちら


