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2026年3月20日、化学システム工学専攻 小林 拓真さん(D3)が第25回日本再生医療学会総会 優秀演題賞を受賞されました。

第25回日本再生医療学会総会 優秀演題賞
筆頭演者が満45歳以下の演題の中で、優れた口演発表やポスター発表を表彰する賞です。170演題を超える口演の中から数演題が選ばれました。
受賞された研究内容・活動について
演題名は「マウス胎児腎およびヒトiPS細胞由来腎間質前駆細胞の維持増殖培養法の確立」です。
腎臓は、ネフロン前駆細胞(NP)、尿管芽(UB)、および間質前駆細胞(SP)の3種類の前駆細胞から発生します。このうちSPは、さまざまな間質細胞へ分化するとともに、NPやUBの成熟を調節するという重要な役割を担います。しかし、その生物学的特性はNPやUBと比べて未解明な点が多く、培養下でSPを長期的に維持・増殖させる方法も確立されていませんでした。
本研究では、腎発生および成長に関わるシグナル伝達経路の知見に基づき、マウス胎児由来SPおよびヒトiPS細胞由来SP様細胞の増殖を可能にする培養法を確立し、50日を超える長期的な培養を達成しました。
本研究により、SPを迅速かつ大量に取得することが可能となり、腎臓発生の解析や疾患モデルの構築、組織工学、創薬研究など、幅広い分野への応用が期待されます。
今後の抱負・感想
西川 昌輝 先生、酒井 康行 先生をはじめとした研究室の皆様のご支援、カリフォルニア大学ロサンゼルス校Renal Regenerative Laboratoryをはじめとした共同研究者の皆様のご尽力のおかげで本研究を遂行することができ、今回このような名誉ある賞をいただくことができました。この経験を糧に、企業でもより一層研究に励み、社会に貢献できるよう邁進してまいります。
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