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2026年3月13日、物理工学専攻 沙川 貴大 教授が2026年度稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェローシップに選定されました。

2026年度稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェローシップ
「応用偏重の研究予算のあり方に一石を投じ、基礎研究を長期にわたって力強く支援することで基礎科学の社会的意義が尊重される文化の醸成に貢献したい」という考えのもと、2019 年に創設されたプログラムです。10年間、研究費として毎年1,000万円(総額1億円)を助成します。2026年度の対象領域は「非平衡科学の展開」です。
研究内容・活動について
「非線形・非平衡トポロジーとその熱力学への応用」
非線形性や非平衡性は、生物から量子まで多彩な系で重要な役割を果たします。本研究では、非線形・非平衡系を「トポロジー」の観点から解析し、擾乱に強い安定なふるまいが生まれる原理を解明します。とくに古典確率過程や非線形振動子など、従来トポロジーがあまり議論されてこなかった対象に注目し、新たなトポロジカル物理の地平を拓きます。さらにそれを熱力学へと応用し、省エネルギーな熱機関・情報処理の設計原理を提案します。
今後の抱負・感想
このたびはInaRISフェローに選出していただき、大変光栄に存じます。「トポロジー」は、物理と数学の両面から、学部生時代以来ずっと強い関心を持ち続けてきたテーマでした。本助成を機に、非線形・非平衡系のトポロジー研究を大きく発展させ、研究者としての新たな軸を確立したいと思います。
2026年度稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェローシップ:https://www.inamori-f.or.jp/260313-j
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