システム創成学専攻 栗原 柾由さん(M2)、システム創成学科 山田 亮介さん(B4)、島田 尚 准教授のチームが2025年度スポーツデータサイエンスコンペティションにおいてサッカー部門の最優秀賞を受賞されました

2026/01/14

2026年1月11日、システム創成学専攻 栗原 柾由さん(M2)、システム創成学科 山田 亮介さん(B4)、システム創成学、数理・情報教育研究センター 島田 尚 准教授のチームが2025年度スポーツデータサイエンスコンペティションにおいてサッカー部門の最優秀賞を受賞されました。

 

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2025年度スポーツデータサイエンスコンペティション最優秀賞(サッカー部門)
「スポーツデータサイエンスコンペティション」は日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会により主催されている学生+教員のチームによるスポーツデータ解析のコンペティションです。本年度のサッカー部門には最多の49チームの発表があった中からの最優秀賞です。島田研究室のチームは、一昨年(木下、栗原)、昨年度(木下、栗原、林)も最優秀賞を受賞しており、「3連覇」となりました。

 受賞された研究内容・活動について
"サッカーにおけるポジションチェンジが攻守の結果に与える影響の分析"
栗原 柾由、山田 亮介、島田 尚 (東京大学)

サッカーはピッチ上のどこに11人の選手を配置するかが非常に重要なスポーツですが、この配置は「どこに(where)」と「誰が(who)」の情報の組み合わせです。
昨年までの研究では、経路積分によって“where” の観点から選手を分別せずに配置を評価する手法を提案し、これがサッカー局面の結果を良く説明できることを示してきました。しかし、最近のサッカーでは、“who” の側面が重要な「ポジションチェンジ」が頻繁に行われることが戦術のトレンドとなっています。 今回の研究では、カイラリティの概念を応用することによりこのポジションチェンジの度合いを定量化し、局面の結果に与える影響を評価しました。この手法はチームごとの特徴をよく捉えていることが確認されたほか、カウンター局面とポゼッション攻撃局面ではポジションチェンジの重要性が異なることが分かりました。 今回の結果と昨年までの成果を合わせることで、選手配置の "where" と "who" の両面を同時に評価することが可能になりました。

 

今後の抱負・感想

栗原 柾由:

一昨年、昨年に引き続きこのような名誉ある賞をいただき大変光栄です。今回共に研究を進めてきた山田くん、日頃から指導してくださった島田先生、そして卒業後も度々アドバイスをくださった先輩である木下 慶悟さんに、改めて感謝申し上げます。本研究で提案した手法は、昨年までの経路コストモデルと比較して計算が軽量で、現場への応用が容易です。いつかこの成果がサッカー界で活かされることを期待しています。

 

山田 亮介:

このような栄誉ある賞を頂けたことを心より嬉しく思っております。 一昨年、去年のサッカーの選手配置を評価する研究を受け継いで、示唆的な結果を得ることが出来たと感じています。 島田先生や栗原さんと共にこの研究に取り組めたことは自分自身にとって大変貴重で有意義な経験でした。この経験を活かして、今後の研究にも取り組んでいきたいと思います。