日本学士院会員
日本学士院は、学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関として学術の発達に寄与するため必要な事業を行っており、日本学士院会員は、学術上功績顕著な科学者のうちから選定されます。
受賞された研究内容・活動について長大橋は、柔軟な構造特性ゆえに、風や地震などの動的外力により特有の振動現象が発生します。藤野 陽三名誉教授は、計測を通じて、群集の歩行同期による振動をはじめとする未知の現象を発見・解明し、長大橋の高精度なモデル化に大きな貢献をするとともに、振動を抑える、すなわち振動制御に関する一連の先導的研究を展開しました。さらに、振動データから長大橋の健全度を判断し、適切に対応する手法を展開し、「構造制御モニタリング学」という新しい学術分野を切り拓きました。国際学会も設立し、新分野の発展に貢献するとともに、国内外で指導的役割を果たしてきました。
日本学士院会員の選定について:https://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2025/121201.html
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