メタバース工学部ジュニア講座で日本の半導体企業による合同イベント「SEMICON TALK」を開催しました

2025/12/05

2025年10月25日、メタバース工学部ジュニア講座にて、国内半導体企業による業界横断イベント「SEMICON TALK(セミコントーク)」が開催されました。当日は、約50名の高校生と大学生が参加し、東京大学の教授陣による講義のほか、企業による業界クイズや社員との交流を通じて、社会にイノベーションを起こし、未来を創る可能性を秘めたテクノロジーである半導体ついて学びました。

IoTの進展、AIや自動運転などの新技術の普及により、世界で半導体への需要が急速に高まっています。その技術の歴史は長く、2025年は「トランジスタ発明100周年」。機械の操作から音声、映像、そしてAIと、あらゆるイノベーションの裏側に半導体が存在しています。昨今は、日本国内の半導体産業でも、新技術の開発や生産能力の拡張など、将来の成長に向けた動きが加速しています。今回の講座でも、半導体開発・製造を行う日本メーカー10社が集結し、メモリーやCPU、パワーデバイス、イメージセンサーなど、多種多様な技術を紹介し、半導体が様々な学問と結びつき、世界最先端の技術に触れられる面白さを伝えていました。

 

fig1

 

fig2

 

 

 

fig3

染谷 隆夫 教授 (東京大学大学院工学系研究科 電気系工学専攻)

「自動車やウェアラブルデバイス、量子コンピューターなど、あらゆる産業とつながるのが半導体研究の面白さ。日本企業も、世界に誇れる技術を持っている。今日をきっかけに半導体に興味をもち、研究に飛び込んでくれたら嬉しい。」

 

 

fig4

池田 誠 教授 (東京大学大学院工学系研究科 附属システムデザイン研究センター)

「1950年から現在まで、半導体トランジスタの集積密度は100億倍まで増加したが、AI普及を受けて、今もなお進化が求められている。半導体の存在を知ることから初めて、素材や製造、設計、応用研究など様々な領域に興味を広げてほしい。」

 

 

参考サイト

「SEMICON TALK in 東大 東大工学部×半導体企業オールスター 見たい!聞きたい!半導体!」