精密工学専攻の大峰 遼平さん(M2)が2024年度応用物理学会秋季学術講演会で講演奨励賞を受賞されました

2025/03/31

精密工学専攻の大峰 遼平さん(M2)が、2025年3月14日~17日に開催された2024年度応用物理学会秋季学術講演会で講演奨励賞を受賞されました。

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受賞された研究内容・活動について
タイトル「サブmm級・不規則形状粒子の安定捕捉・操作に向けた輪郭トラッキング光ピンセットの開発」○大峰 遼平,増井 周造,道畑 正岐,高橋 哲
第85回応用物理学会秋季学術講演会講演論文集,17p-A32-10.新潟,2024年9月16日~20日

光の持つ運動量を物体に付与することで物体を捕捉する光ピンセット技術は微小物体
の操作において有望な技術ですが、0.1 mm スケールの大粒子かつ不規則形状の粒子
の安定捕捉は従来手法では困難でした。そこで本研究では、顕微画像から画像処理に
よって粒子の輪郭を取得し、その輪郭に沿った集光ビーム照射パターンを生成すると
いうプロセスをリアルタイムに行い、安定捕捉を実現する輪郭トラッキング光ピンセ
ットを提案しています。講演では、概念実証実験の詳細および、シミュレーションに
よる原理の検討について発表しました。

また、これに伴い2025年度応用物理学会春季学術講演会にて授賞式が行われ、以下の
招待講演が行われました。

タイトル「多様なサイズ・形状の粒子操作に向けた輪郭トラッキング光ピンセットにおける付与力の光線追跡による解析」○大峰 遼平,増井 周造,道畑 正岐,高橋 哲
第72回応用物理学会春季学術講演会講演論文集,15a-K305-1.千葉,2025年3月14日~17日

今後の抱負・感想
この度は、このような栄誉ある賞を賜り大変光栄です。引き続き研究に励み、光ピン
セットによる微小物体操作技術の発展に向けて邁進していく所存です。

第57回(2024年秋季)応用物理学会講演奨励賞 受賞者:https://www.jsap.or.jp/young-scientist-presentation-award/recipients57