2023年10月15~18日に韓国のプサンで開催されたiWOE-29において、電気系工学専攻 田畑研究室 LIHAO YAO(M2)さんがBest Presentation Awardを受賞されました。
Best Presentation Award
本賞は、iWOE-29において優れたプレゼンテーションを表彰するものです。
受賞された研究・活動について
Lihao Yao, Md Shamim Sarker, Hiroyasu Yamahara and Hitoshi Tabata
“Electrical Control of Magnon Interference in PZT/YIG System and Its Reconfigurable Logic Device Application,”
29th International Workshop on Oxide Electronics プサン 韓国 2023年10月15~18日
イットリウム鉄ガーネット(YIG)は、低ギルバート減衰定数によるスピン波(SW)の励起と変調において幅広く研究されており、先行研究においてPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)/YIG二層構造は磁気電気効果を誘起することが示されました。本研究ではシミュレーションモデルとしてPZT/YIG二層クロスバー構造の論理演算応用に焦点を当て、電界制御によってスピン波干渉がXORまたはXNOR論理ゲートの動作を示すことがわかりました。先行報告された電流誘起ペルティエ効果に基づく再構成可能なスピン波論理ゲートと比較して、低熱損失・エネルギー効率の向上が期待されます。
今後の抱負・感想
この度はBest Presentation Awardを受賞できたことを大変光栄に思います。この研究に取り組んでいる著者および協力者の皆様に深く感謝の意を表したいと思います。